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何が起こった…昨季半年でチーム得点王の久保裕也、再三の決定機逸で開幕4戦ノーゴール

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FW久保裕也の今季初得点はお預け

[8.6 ベルギーリーグ第2節 ゲント0-1アントワープ]

 ベルギーリーグ第2節が6日に開催され、FW久保裕也の所属するゲントはホームで昇格組のアントワープと対戦し、0-1で敗れた。リーグ戦開幕2連敗となり、公式戦でも4試合勝ちなし(1分3敗)。先発出場の久保は90分間プレーしたが、公式戦4試合連続で無得点に終わっている。

 ゲントは開幕戦のシントトロイデン戦(2-3)から一気にスタメン7人を変更。公式戦2試合連続でベンチスタートだった久保は3試合ぶりに先発復帰し、3-4-3の左ウイングを務めた。

 ここまで公式戦ノーゴールの久保は開始から積極的に仕掛ける。前半18分にMFダニイェル・ミリチェビッチのパスを受け、PA内中央で抜け出しかけたところで相手DFに倒されるが、ファウルの笛は鳴らず。同23分には右サイドからクロスが送られ、相手DFの背後から前に入った久保がPA内中央でヘディングシュート。しかし、ゴール右に外してしまった。

 その後もチームの攻撃を先導する久保。前半31分にカウンターからPA内右に抜け出して右足、同36分にはPA手前でパスを受けて左足でシュートを打つが、いずれも相手GKの守備範囲に飛んだ。

 すると、ゲントは一瞬の隙を突かれて失点を喫する。前半37分、最終ラインでのパスをMFレダ・ジャディにカットされ、そのまま左足でネットを揺らされた。同42分には久保が遠めから強引に右足を振り抜くも、シュートは大きく枠外へ。チームの総シュート5本のうち久保が4本を記録した前半は、1点ビハインドで折り返した。

 後半もゲントが攻撃の流れをつかむが、ゴールには結び付かない。セットプレーからのチャンスも増え、後半8分にはPA後方やや左の遠い位置でFKを獲得。キッカーを任された久保が右足で直接狙うも、シュートをふかしてしまい、思わず頭を抱えた。

 後半37分には久保がこの日最大の決定機を迎える。FWママドゥ・シラの直接FKが相手GKに弾かれ、PA内右でこぼれ球を拾って左足を強振。しかし、至近距離からのシュートはゴール右外のサイドネットに当たり、同点ゴールとはならなかった。

 1点を追いかけ、なおも相手のゴールを脅かし続けるゲント。だが、終盤は後ろに重心を置いたアントワープを崩し切れず、0-1でタイムアップを迎えた。ゲントはこれでシーズン開幕から公式戦3連敗を含む4試合勝ちなし(1分3敗)。昨季はシーズン後半の加入ながらチームトップの11得点を挙げた久保も4試合ノーゴールとなった。

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