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C大阪が首位陥落…“超ドS”清水、0-2から今季初先発FW北川の芸術的2発で逆転勝ち!

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今季初先発の北川航也が2ゴール

[8.9 J1第21節 清水 3-2 C大阪 アイスタ]

 清水エスパルスはホームでセレッソ大阪と対戦し、3-2で逆転勝ち。3試合ぶりの白星を飾った。一方、2試合ぶり今季4敗目を喫したC大阪は、2位・鹿島が神戸に勝利したため、2位に順位を下げた。

 ホームの清水は、クラブスポンサーである静岡新聞SBSが「さらなる飛躍・変革を遂げよう」と銘打って開催されているキャンペーン『超ドS』とコラボし、夏のホームゲーム3試合を『超ドSシリーズ』として開催。黒いユニフォームをまとい、その第1戦に臨んだ。前半8分にDF松原后が低い弾道の左足ミドル。20分には、FW鄭大世らが欠場の中、左サイドハーフで先発出場したMF金子翔太がPA左に侵入し、右足を振り抜いたがゴールネットを揺らすことができなかった。

 対する首位・C大阪は、5試合連続ゴール中のFW杉本健勇を頂点に果敢に攻め込むと、前半24分にスコアを動かす。左CKからMFソウザがインスイングのボールを入れると、ファーサイドで競り勝ったDF田中裕介がヘッドで中央に折り返し、MF山村和也が右足ボレーで押し込んだ。さらに33分、右サイドのFKからDF丸橋祐介が入れたクロスをニアでDF木本恭生が頭で合わせ、2-0とした。

 2点リードのC大阪は後半開始早々の1分、ソウザのリターンでPA右に侵入したMF水沼宏太が右足を振り抜くも、右ポストを直撃。ヒヤッとした清水は2分、右サイドからDF鎌田翔雅がふわっと上げたクロスをFW長谷川悠がヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らす。しかし、鎌田のクロスに反応したFW北川航也がオフサイドだったとして得点は認められなかった。

 それでも清水は後半4分、左サイドから強気に仕掛けた松原后が田中に倒され、PKを獲得する。キッカーは金子。何度も深呼吸して蹴ったシュートはゴール左隅に決まり、1点差に詰め寄る。さらに清水は15分、PA右でスローインを受けた北川が素早く反転して左足一閃。鋭いシュートがゴール左隅に吸い込まれ、一気に2-2と試合を振り出しに戻した。

 2点差を追いつかれたC大阪は後半17分、左サイドから丸橋がアーリークロスを供給。ゴール前に走り込んだFW柿谷曜一朗がヘディングシュートもGK六反勇治のファインセーブに阻まれた。流れを変えたいC大阪は20分に2人替え。柿谷とソウザを下げて、MF関口訓充とMF秋山大地をピッチに送り出した。

 だが、流れは清水のままだった。後半28分、松原后が左サイドからシュート性のグラウンダーのクロスを入れると、今季初先発の北川が左足ヒールシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、3-2と逆転した。さらに33分にも、PA右から鎌田が折り返したボールを北川が右足で合わせたが、シュートはわずかにゴール右に外れ、突き放すことはできなかった。

 試合はそのまま3-2でタイムアップ。22歳・金子、21歳・北川、20歳・松原后と若手が躍動した清水が、首位クラブを相手に見事な逆転勝ちをおさめた。


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