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被シュート20本でも好セーブ連発!鳥栖を無失点に導くも権田は「GKはできよくちゃいけない」

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好守で柏を封殺した鳥栖のGK権田修一

[8.9 J1第21節 柏0-0鳥栖 柏]

 20本のシュート浴びながらも柏レイソルを零封したのは、サガン鳥栖の守護神の活躍があったからに他ならない。しかし、「GKはできよくちゃいけない」とGK権田修一は自嘲すると、「ボールに対してしっかりアプローチできて、シュートがニアかファーか切れて僕のところにくるとか、寄せきれていてDFに当たるとか、正直楽だった」と体を張って守った守備陣を讃えた。

 幾度も危機を迎える中、最大のピンチは後半には味方CKの流れからMF伊東純也にGKとの1対1に持ち込まれた場面。「大げさに抜いた」伊東が大きなタッチのドリブルで権田を振り切ったが、シュートのところで踏ん張りきれず枠におさめることができなかった。「速かったですね(笑)」「スピードがあって自分が何をするべきかわかっているいい選手」と伊東を評する権田は「先に倒れないことだけ。こっちから仕掛けることはあの状況ではできない」と判断し、事なきを得た。

「年間通してチームに貢献しなければ意味がない。上(の順位)を目指すんだったら、とにかく最小失点に抑えて勝ち点3を積み重ねる確立を1%でも上げるのが僕の仕事。勝ち点3は取れないかもしれないですけど、勝ち点1を取ったり、勝ち点3を取る確立を上げるのはGKができることだと思う」。自らの役割をまっとうし続ける権田は「目の前にクリスティアーノ・ロナウドとかがきても、しっかり防げるのが僕が目指すところ」とGKとしての高みを見据える

(取材・文 奥山典幸)

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