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[SBS杯]FW白井V弾!静岡ユースがU-18日本代表相手に堂々の勝利!

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静岡ユース(静岡県選抜)がU-18日本代表を撃破

[8.11 SBS杯国際ユース第2節 静岡ユース 1-0 U-18日本代表 エコパ]

 U-18日本代表、U-18チリ代表、U-18チェコ代表、そして静岡ユース(静岡県選抜)の4チームが総当りのリーグ戦で優勝を争う「2017 SBSカップ国際ユースサッカー」は11日、第2節を行い、U-18日本代表と静岡ユース(静岡県選抜)が対戦。静岡ユースがFW白井海斗(清水桜が丘高)の決勝点によって1-0で勝った。静岡ユースの今大会成績は1勝1敗、U-18日本代表は2連敗となっている。

 個々が役割を全うした静岡ユースの見事な勝利だった。1点をリードして迎えた後半はU-18日本代表に圧倒的にボールを握られる展開となったが、清水ユース勢で構成された4バックやGK高野由比人(静岡学園高)をはじめ、全員が集中力を切らさず、隙の無い守備をやり通す。決勝点の白井は「(守備面で)間から締めて、必ず1人がボールを追いかけて、間締めて…という細かい作業の繰り返しでした。それが大変だと思うんですけれども、みんな良くその細かい作業を連続でサボらずにやれたので勝利に繋がった」と80分間守り抜いたチームメートたちの頑張りを賞賛。これで年代別日本代表の対静岡ユース戦は15、16年に続いて3連敗となった。

 U-18日本代表はCB中川創(柏U-18)と左SB石原広教(湘南)を除いて前日のチリ戦から先発9人をチェンジ。4-4-2システムのGKは沖悠哉(鹿島ユース)で、4バックは右SB岡庭愁人(FC東京U-18)、CB中川、CB阿部海大(東福岡高)、左SB石原。中盤は川村拓夢(広島ユース)と田中陸(柏U-18)のダブルボランチで右MF小林幹(FC東京U-18)、左MF渡井理己(静岡学園高)。2トップは加藤拓己(山梨学院高)と杉田将宏(名古屋U-18)がコンビを組んだ。

 一方の静岡ユースも前日のチェコ戦から先発5人を変更。序盤からU-18日本代表がボールを握って攻め続けたが、鈴木伸幸監督(桐陽高)率いる静岡ユースは選手間をコンパクトにした守りで相手に縦パスを通させない。また、伊藤研太(清水ユース)と伊藤駿光(清水ユース)の両SBがディフェンス力の高さを見せ、188cmCB監物拓歩(清水ユース)と守備範囲広いCB平岡卓磨(清水ユース)がそれぞれ特長を出して前線へのボールに対応する。

 そしてボールを奪った後は素早いカウンター、冷静に相手のプレッシャーを剥がしてのビルドアップを両立。15分にはMF山原怜音(JFAアカデミー福島U18)の展開から、この日攻撃面でも目立っていた伊藤研がクロスを上げ、白井、山原が連続でシュートを放った。

 パススピードが上がらず、また連係も欠いて良い形での崩しをすることができないU-18日本代表だったが、それでも18分に左サイドからのコンビネーションでDFを切り崩し、杉田が左足シュート。だが、高野のファインセーブでピンチを防いだ静岡ユースはそこからのカウンターで攻め上がり、白井がフィニッシュまで持ち込んで見せる。

 U-18日本代表はGK沖が好反応を見せてこのシュートをストップしたが、27分に先制点を奪われてしまう。ボールの奪い合いが続く展開の中、静岡ユースは連動したプレスで相手を後退させると、敵陣右サイドでSB伊藤駿光(清水ユース)がインターセプト。すぐさまスルーパスを送ると、ポッカリと空いたCB間へ走り込んだ白井が、GKとの1対1から1タッチで先制ゴールを流し込んだ。

 追う展開となったU-18日本代表は少ないタッチ数のパスを繋いで攻め、岡庭のクロスに加藤が飛び込むシーンもあったが、GK高野に処理されて0-1のまま前半終了。後半開始から阿部、石原、渡井に代えてCB橋岡大樹(浦和ユース)、左CB荻原拓也(浦和ユース)、MF伊藤洋輝(磐田U-18)を投入し、田中を左MFへ移した。

 その後半開始直後、伊藤のスルーパスを右中間で引き出した加藤がニアサイドへ強烈なシュートを放つが、枠外。14分に伊藤洋の放った左足シュートもGK高野にセーブされた。後半は我慢する時間の増えた静岡ユースだが、それでも伊藤研や宮本の攻め上がりから新関がフィニッシュへ持ち込むなど、相手に隙あれば2点目を奪い取るだけの力を示す。

 U-18日本代表は14分、杉田に代えてFW原大智(FC東京U-18)、21分には岡庭に代えてMF奥抜侃志(大宮ユース)、そして27分には加藤に代えてFW井澤春輝(浦和ユース)をピッチへ送り出した。だが、なかなか縦パスを差し込むことができず、タッチライン際からのクロスはことごとく静岡ユースに跳ね返されてしまう。

 33分には中央でパスが繋がり、井澤が右足ミドル。だが、これも高野に横っ飛びでセーブされると、直後の左CKをファーの橋岡が折り返して原が放ったヘッドも枠外へ。集中力を切らさない静岡ユースは37分にワンツーから伊藤洋に放たれた左足シュートを平岡がブロックしたほか、体を投げ出して相手ボールを足に当てたり、気迫が伝わるようなプレッシングで相手のパスを乱すなど、最後までU-18日本代表に飲み込まれることなく、勝ち点3をもぎ取った。

 静岡ユースの白井は「チーム全員で掴んだ勝利」と語り、同世代の年代別代表チームを破った静岡ユースから「何人も代表に入れるように」と期待した。静岡ユースは当初発表されていたメンバーから伊藤洋や渡井、FW平墳迅(清水ユース)、MF滝裕太(清水ユース)の4人がU-18日本代表に選出されたために変更(その後、平墳と滝は代表辞退)。白井は「それで弱くなったと言われたくないし、むしろ勝とうという気持ちが芽生えた。それもあって勝つことができたかなと思う」。例年同様、打倒・U-18日本代表へのモチベーション高かった静岡ユース。U-18日本代表がテスト色の強いメンバー構成であるなど要素は色々あったかもしれないが、それでも5,654人集まった地元ファンの前で堂々の白星を勝ち取った。

(取材・文 吉田太郎)
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