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酒井高徳にトルコ王者ベジクタシュが関心…代理人「打診は確かにある」

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今季もHSVの主将を務めるDF酒井高徳

 ハンブルガーSVで主将を務める日本代表DF酒井高徳にトルコのベジクタシュが関心を示しているようだ。代理人は地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』でオファーの存在を認めるも、選手本人は移籍を考えていないと話している。

 ハンブルガーSVは先日、マルクス・ギスドル監督が新シーズンも酒井を主将に任命したことを発表。クラブの公式ウェブサイトで、同選手は「どうやれば上手くできるかわかっているし、開幕が楽しみですね」「また失敗したくない。安定したシーズンを送りたい」と意気込みを語っていたところだ。

 そんな酒井の獲得に向けて、どうやら昨季のトルコ王者、ベジクタシュが動き出しているとのこと。今夏にはバレンシアからFWアルバロ・ネグレドやレアル・マドリーを退団したDFペペなどを加えたクラブは、今月中の酒井の確保も目指しているという。
 
 移籍のうわさについて『ハンブルガー・モルゲンポスト』に聞かれた酒井の代理人を務めるギド・バルター氏は「トルコからの打診は確かにある」とその事実を認めつつ、次のように続けた。

「ただ我々はそれに関してまだ具体的に考えていないよ。ゴー(酒井の愛称)にとってハンブルクは居心地の良い場所だろうからね。再びキャプテンに指名されたことをとても誇りに思っているようだ。彼にとってそれはとても大きな意味を持ち、今は完全にハンブルガーSVでの新シーズンに集中している」

 その一方で、酒井がハンブルガーSVと結んでいる契約は来年の夏までとなっており、いまだにクラブとの契約延長の交渉が行われていないのも事実。そのため、バルター氏は「もちろんすべての話を聞かせてもらう」と移籍のオファーについては、拒絶するわけはなく冷静に判断する意向を示している。

 だが「我々にとっての第一の交渉相手はハンブルガーSV」と酒井の今後の去就についてはまず所属クラブとの話し合いが最優先であると述べている。

 現在26歳の酒井にとって2017-18シーズンはハンブルガーSVでの3年目。キャプテンを任されるなど、監督やチームメイトが信頼を寄せる同選手が退団するというシナリオは、ハンブルガーSV側にとっても避けたい事態だろう。

 このまま酒井と新契約を締結しなければ、来夏はフリーでハンブルガーSVを去ることになってしまう。今後、酒井とチームの間で新契約の交渉が行われるのか、それとも他のチームからのオファーを受け入れるのか、引き続きその動向が注目される。

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