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残留争い“オレンジ”対決は江坂V弾の大宮に軍配!!新潟は泥沼10戦未勝利

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FW江坂任が決勝ゴールを叩き込んだ

[8.13 J1第22節 大宮1-0新潟 NACK]

 J1リーグは13日、第22節を行い、NACK5スタジアム大宮では16位大宮アルディージャと最下位アルビレックス新潟が対戦し、大宮が1-0で勝利した。残留争い直接対決を制した大宮は6月25日の第16節広島戦(3-0)以来、6試合ぶりの勝利で勝ち点を19に伸ばし、残留圏の15位札幌に1差と肉薄した。

 ホームの大宮は9日に行われた第21節FC東京(1-2)戦から先発1人を変更し、MF大山啓輔がアンカーで先発した。新潟は前節の川崎F戦(0-2)から先発4人を入れ替え、GK大谷幸輝、DF富澤清太郎、MF加藤大、MF山崎亮平がスタメンに復帰。FWホニはベンチスタートとなり、負傷明けの山崎が4試合ぶりに先発に入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 残留を目指し、互いの意地がぶつかる直接対決は大宮が先に攻撃のリズムをつかみ、前半12分、MFマルセロ・トスカーノが右足で蹴り込んだ右CKにMFカウエが飛び込み、強烈なヘディングシュート。13分にはDF和田拓也のサイドチェンジを受けたDF奥井諒がスルーパスを通し、MFマテウスが右45度の位置でトラップから右足ミドルを放ったが、いずれも枠を捉えられなかった。

 新潟は出足の早いプレスから高い位置で相手ボールを奪い、山崎やMFチアゴ・ガリャルドを中心にカウンターを仕掛け、徐々に流れを引き寄せる。前半19分、PA左手前からMF加藤大が左足で入れたFKをMF矢野貴章がヘッドで落とし、DF富澤清太郎が強烈な右足ボレー。22分にはチアゴ・ガリャルドの右CKにFWドウグラス・タンキがヘディングで合わせたが、決定的なシュートはGK加藤順大の正面を突く。カウエやマルセロ・トスカーノがシュートを連発も、新潟DF陣が体を張って跳ね返した。

 スコアレスで折り返した後半立ち上がりも中盤、最終ラインで激しい攻防が繰り広げられ、拮抗した展開が続いたが、後半16分には新潟に決定機。チアゴ・ガリャルドの右CKに飛び込んだ矢野が高い打点からヘディングで叩いたが、決定的なシュートはゴールマウスに入ったFW江坂任がぎりぎりでクリアし、先制点とはならなかった。

 後半20分、大宮ベンチが動き、MF茨田陽生に代えてMF大前元紀を投入。新潟も後半27分、MF磯村亮太を下げてFWホニを投入して攻勢に出ようとしたが、その直後に試合を動かしたのは大宮だった。後半28分、大前が蹴り込んだFKの流れから、DF河本裕之がヘッドでつないだボールを江坂がトラップから左足ボレーで叩き、豪快にネットを揺らした。

 エースの今季7得点目でリードを奪った大宮。後半32分には奥井に代えてDF岩上祐三、同35分にはマテウスに代えてDF山越康平を投入し、5バックでディフェンスを固める。最後の反撃に出た新潟はセットプレーから途中交代のMF伊藤優汰やホニらがシュートを畳み掛けたが、最後までゴールをこじ開けられず、0-1で惜敗。新潟は負けられない一戦を落とし、直近10試合未勝利(1分9敗)となった。

(取材・文 佐藤亜希子)
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