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“新潟キラー”江坂がエースの仕事!!「いいところにいました」チーム救うスーパークリアも

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決勝ゴールを叩き込んだFW江坂任

[8.13 J1第22節 大宮1-0新潟 NACK]

 これぞエースの仕事だ。16位大宮アルディージャと最下位アルビレックス新潟が激突した残留争いの直接対決。序盤から激しい攻防が繰り広げられた白熱の試合を決めたのはFW江坂任の左足だった。

 スコアレスで迎えた後半28分、MF大前元紀が蹴り込んだFKの流れから、相手DFがクリアしたこぼれ球をつなぎ、DF河本裕之が頭でラストパス。「河本さんが綺麗な落としをしてくれた。いいタッチができて、あとは思い切り振り抜くだけでした」とトラップから左足ボレーで叩き、豪快にネットを揺らした。

「中断期間明けはゴールが取れずにチームを勝たせられなかったので、こういう拮抗した試合で勝たせられるゴールが取れてよかった」。4試合ぶりの今季7得点目を叩き込んだ江坂は、第15節のアウェー新潟戦(2-1)でも2得点の活躍。計3ゴールと相性の良さを示したが、「そんなイメージはなかったけど大事なゲームで決められたのはよかった」と安堵の表情。

 守っても見せ場をつくった。後半16分、MFチアゴ・ガリャルドの右CKに飛び込んだMF矢野貴章が高い打点からヘディングシュート。絶体絶命の場面だったが、「ファーサイドへのクロスが多かったので」とゴールマウスに入っていた江坂が胸に当て、ぎりぎりでクリア。チームを救うスーパーセーブに「いいところにいました。体が反応した?そんな感じです」と笑顔を見せた。

 終盤は5バックで守備を固めたチームは6月25日の第16節広島戦(3-0)以来となる完封勝利。6試合ぶりの勝利で勝ち点を19に伸ばし、残留圏の15位札幌に1差と肉薄。降格圏同士の対決を制した価値ある1勝だ。攻守に魅せたエースは「負けられない試合で勝てたのは自信になる」と胸を張り、巻き返しを誓った。

(取材・文 佐藤亜希子)
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