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[adidas Cup大阪]SBS杯でU-18日本代表から決勝点の清水桜が丘MF白井主将、1G1Aの活躍

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後半31分、清水桜が丘高MF白井海斗が4点目のゴール

[8.15 adidas Cup2017大阪GL 希望が丘高 0-4 清水桜が丘高 J-GREEN堺]

 名門・清水桜が丘高の主将を務めるMF白井海斗(3年)は、今月10日から13日まで静岡ユース(静岡県選抜)の一員として、SBSカップ国際ユースに出場。U-18日本代表戦で決勝点を決めるなどインパクトある活躍を見せた。

 SBSカップ閉幕翌日の14日朝に清水桜が丘に合流した白井は早速、adidas cup大阪大会に出場。15日午前の希望が丘高戦ではトップ下として先発すると、前半2分に左CKで先制点をアシストし、後半31分には左足でゴールも決めた。

 本人が「全然動かないです。足が」と苦笑いしていたように仕掛けのところでDFにボールを引っ掛けられたり、らしくないミスパスもあった。だが、抜群のサッカーセンスを持つMFは敵陣で狙いすましたインターセプトを連発。そして巧みな身のこなしとボールコントロールで幾度もDFを剥がして決定機を演出したり、2、3人に囲まれてもボールをキープして味方に繋いだりするなど、別格のパフォーマンスを見せていた。

 SBSカップではU-18日本代表戦で貴重なゴールを決めたほか、U-18チリ代表戦ではファウルでしから止まらないような動きを見せていた。だが、本人は「点も1点しか取っていない。貪欲になる場面があっても良かったし、もっと丁寧に行っても良かった」と反省。最下位に終わったチームのためにもっとできたことがあったのではないかと感じている。

 選手権で清水桜が丘が勝つためにできること、何よりやらなければならないことはゴールを奪うこと。「FWなんで自分が勝負を決められるようになれれば、自分の成長にも繋がりますし、チームに貢献できるので突き詰めていきたい」と誓う。

 注目アタッカーは昨年度の選手権予選でマンマークをされていた。今年も厳しいマークを受けることは間違いないが、「それをもっと楽しめるくらいじゃないといけない」。自分にDF1人が付く分、空いた他の選手を上手く活用するなど、その状況を楽しんでプレーすることを考えている。チームの一員としてやるべきことをやりながら、どんな状況でもゴール、アシストのような試合を決めるプレーをすること。それを毎試合やり続けてチームを全国へ導く。

(取材・文 吉田太郎)

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