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浦和、後半ATの阿部PK弾でスルガ銀行杯制す…シャペコエンセは元Jリーガー2人が先発

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浦和レッズシャペコエンセに勝利

[8.15 スルガ銀行チャンピオンシップ2017 浦和1-0シャペコエンセ 埼玉]

 スルガ銀行チャンピオンシップ2017が15日、埼玉スタジアムで行われ、昨季のルヴァン杯王者の浦和レッズがコパ・スダメリカーナ王者のシャペコエンセ(ブラジル)と対戦し、1-0の勝利を収めた。日本勢として3年ぶりの白星を獲得し、通算成績は日本勢の6勝4敗となった。

 浦和は9日に行われたJ1第21節甲府戦(○1-0)から先発5人を入れ替え、FWズラタン、MF駒井善成、MF宇賀神友弥、GK榎本哲也、そして新加入のDFマウリシオらがスターティングメンバーに名を連ねた。一方のシャペコエンセは元JリーガーのDFアポジ(元東京V)、MFモイゼス・リベイロ(元福岡)らが先発起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 静かな立ち上がりとなった試合は、前半12分にFWラファエル・シルバの浮き球のパスからFW武藤雄樹がファーストシュートを放つも枠を捉え切れず。その後も浦和がボールを保持して試合を進めるが、シャペコエンセ守備を攻略し切れずになかなか決定機を創出できない。同24分にはマウリシオがミドルレンジから果敢に狙うも、シュートはGKシャンドレイの守備範囲に飛んでしまった。

 スコアレスのまま後半を迎えると、シャペコエンセがフィニッシュまで持ち込む場面を作り出す。後半9分、MFルイス・アントニオのFKからFWトゥーリオ・デ・メロがヘディングシュートを放つが、ボールはゴール右へと外れる。さらに同13分にはR・アントニオのスルーパスからPA内に進入したFWアルトゥール・カイケが好機を迎えるも、シュートは距離を詰めた榎本に阻まれてしまった。

 浦和ベンチは後半19分に動き、DF森脇良太に代えてDF遠藤航、駒井に代えてMF菊池大介を同時投入。さらに同34分には宇賀神に代えてMF平川忠亮をピッチへと送り込む。すると、同43分にPA内でズラタンがDFグローリのファウルを誘ってPKを獲得。シャペコエンセの選手が抗議を続けて、キッカーを務めるMF阿部勇樹ペナルティースポットに向かったのは後半アディショナルタイムになったが、阿部がきっちりとPKを沈めて1-0の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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