カナダのトロントFCに所属するFWセバスティアン・ジョビンコは、かつてユベントスで得た経験が、現在の戦いの場であるメジャーリーグサッカー(MLS)で活かせているようだ。

　ジョビンコは、ユベントスの下部組織出身。2006-07シーズンにトップデビューを果たすと、エンポリやパルマへのレンタル移籍を経験し、2015年にカナダのトロントFCに加入。加入初年度は33試合に出場し、22ゴール16アシストをマーク。ゴールデンブーツ(得点王)、年間最優秀ニューカマー賞、MLS年間MVPのトリプル受賞を果たした。昨季は28試合に出場し、17ゴール15アシストを記録。チームをMLS杯決勝まで導く活躍を見せた。

　本人は、ユベントスで得た勝者のメンタリティをトロントに取り入れたいと考えているようだ。

「ユベントスで勝者のメンタリティを学んだんだ。素晴らしい経験だったよ。このメンタリティをこの場所でも取り入れようとしている」と語った。

　MLSで象徴的な存在となりつつあるジョビンコ。かつて「イタリアの至宝」と呼ばれた司令塔も30歳。さらに円熟味を増し続けるマエストロの今後に注目だ。

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