beacon

[全中]「ベスト8目標」の長崎南山が大きく上方修正「全国制覇しか考えていません」

このエントリーをはてなブックマークに追加

“仲がいいイレブン”長崎南山中が目標を大きく上方修正

[8.20 全中2回戦 長崎南山中2-0浜松開誠館中 七城]

 序盤は完全に浜松開誠館中(静岡)のペースで進んだ。しかし先制したのは長崎南山中(長崎)だった。前半終了間際のアディショナルタイム6分に迎えたほぼ最初のチャンスをDF松下一世(3年)が決めて先手を奪うと、後半は一転、試合を優位に進める。そして試合終了直前の同アディショナルタイム5分のMF岩永空潤(3年)のドリブルから持ち込んだ勝利を決定づけるゴールで、2回戦突破を決めた。

 今年のチームは3月に行われた第30回九州中学校(U-14)サッカー大会(新人戦)で宮崎日大中を破って優勝。今大会九州予選では準決勝で宮崎日大中にリベンジを許して3位となったが、4年ぶりとなる本戦出場を決めた。そして本大会では初戦で昨年の準優勝校、関東予選を1位通過していた暁星国際中(千葉)と激突。2-1で接戦をものしに、大きな自信を得ていた。

 長崎南山中の過去最高成績は平成22年度の第41回大会のベスト4。ただ浅田英彦監督によると、その時のチームと比べても遜色なく、特に体の強さやパワー面では上回っているという。「今日の試合は相手のシュートがバーに当たるなどツキがあった。でも初戦を突破したことがチームの自信になっている。仲がいいこともこのチームの特徴です」。

 “仲がいいイレブン”は、「俺も記事にしてください!」と元気いっぱいに取材対応。主将MF河野寛斗(3年)は「全員攻撃、全員守備が自分たちの持ち味。本当はベスト8が目標だったが、ここまで来たら全国制覇しか考えていません」と力強く話していた。 

 長崎南山中は準々決勝で、同じ九州勢の鹿児島育英館中(鹿児島)と対戦する。

(取材・文 児玉幸洋)
●第48回全国中学校サッカー大会特集ページ

TOP