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[全中]大迫勇也の母校鹿児島育英館はまたも頂に届かず…「高校で必ずリベンジを」

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鹿児島育英館中は3年前に続いて準優勝に終わった

[8.23 全中決勝 青森山田2-1鹿児島育英館 大津町運動公園球技場]

 3年ぶり2度目の決勝に勝ち進んだ鹿児島育英館中(鹿児島)だったが、3年前と同様に青森山田中(青森)の前に屈した。

 またも頂点には届かなかった。開始2分の被弾でリズムを崩すと、GKヒル袈依廉の好セーブなどで何とかしのいでいたが、後半も開始直後の3分に失点。最終盤にパワープレーからPKを奪取して1点を返したが、内容面でも完敗だった。

 鹿児島育英館は高校サッカーの名門である鹿児島城西高と提携している。創部は15年目で、日本代表FW大迫勇也が1期生にあたる。毎年のように母校を訪れるという大迫は、今年も6月に後輩たちを激励に訪れている。鹿児島育英館のレジェンドについては、山平義幸監督も「自主練習を誰よりもしていた」というような当時のエピソードを生徒たちに話すのだという。

 鹿児島県に初の中学タイトルを持ち帰るという目標は達成できなかったが、選手たちには新たな目標が出来た。そう、高校で青森山田に勝って、日本一になることだ。「相手とは経験の差があった。勝負弱さが出てしまった」と敗因を分析した山平監督も「高校で必ずリベンジしてほしい」と涙を見せたイレブンにエールを送った。

(取材・文 児玉幸洋)
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