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PKとオーバーヘッドで2発の大宮FW清水、筑波大には「怖さもあった」

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後半40分、オーバーヘッドキックで追加点を決めたFW清水慎太郎

[9.20 天皇杯4回戦 筑波大0-2大宮 カシマ]

 大学勢を迎え撃つ難しさはあった。J1で降格圏の17位と残留争いを繰り広げている大宮アルディージャは16日のJ1G大阪戦(2-2)から先発10人を変更。今季リーグ戦で12試合出場(うち先発4試合)にとどまっているFW清水慎太郎が1トップで先発し、2ゴールと結果を残した。

「リーグ戦でなかなかチャンスがなくて、天皇杯でチャンスをもらえて、しっかり結果につなげられて良かった」。前半28分、自ら獲得したPKを冷静に決めて先制点。「昨日、PK練習で外していたので、ちょっと緊張したけど、決められて良かった」。冗談交じりに笑顔を見せた清水は後半40分にもMFマテウスの左クロスが相手に当たって浮いたボールを華麗なオーバーヘッドキックで捉え、ゴールネットを揺らした。

「大学生相手で難しい試合になると思っていた」と振り返り、FW中野誠也(4年=磐田U-18、磐田内定)を中心とした筑波大の攻撃に対しては「怖さもあった」と率直に言った。後半は筑波大の反撃に押される時間帯もあったが、守備陣が体を張り、完封勝利。「しっかり守り切れて、守備陣に感謝したい」と、総力戦でつかみ取った8強切符に胸を張った。

(取材・文 西山紘平)

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