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なでしこジャパン初優勝は“伝説の始まり”だった…E-1選手権が12月に日本開催

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佐々木則夫体制初陣となった08年大会。MF澤穂希がMVP獲得の活躍を見せ、初タイトルをもたらした

 今大会より「東アジア杯」から名称を変更した「EAFF E-1サッカー選手権」が12月に日本で開催される。03年に第1回大会が日本で行われ、以降は日本、韓国、中国の3か国で持ち回り開催されており、日本での開催は10年大会以来となる。

 女子大会は韓国で開催された05年大会から開設され、過去に5大会が実施されている。05年大会は韓国が優勝。08年、10年大会で日本女子代表(なでしこジャパン)が連覇を経験。ここ2大会は北朝鮮が連覇している。

■初優勝はなでしこジャパン
“伝説の始まり”だった――


 なでしこジャパンの歴史を振り返ると、中国で開催された08年大会がターニングポイントだった。なでしこジャパンは前年12月限りで大橋浩司監督が退任。U-20日本女子代表監督を務めていた佐々木則夫氏が翌年より監督に就任した。

 08年2月の東アジア選手権は佐々木則夫体制の初陣。そして初戦の北朝鮮戦は2-2で迎えた後半アディショナルタイムにMF澤穂希のロングループシュートによって、劇的勝利を飾った一戦だった。難敵・北朝鮮を破ったなでしこは、続く韓国(○2-0)、中国(○3-0)を連破。3連勝で佐々木監督に初タイトルをもたらした。

 同年夏に行われた北京五輪では4位と惜しくもメダルには届かなかったが、佐々木監督に導かれたなでしこジャパンは確実な成長を遂げ、日本開催だった10年東アジア選手権で連覇を果たすと、11年女子W杯でついに世界の頂点に立った。振り返れば、まさに08年大会は“伝説の始まり”ともいうべき礎の大会だった。

 また、15年に中国で開催された前回大会は「チャレンジなでしこ」が参戦。平均年齢23.65歳で構成されたフレッシュな陣容で大会に臨んだ。結果は1勝2敗の3位で終えたが、現在のなでしこジャパンで得点源となっているFW横山久美らがゴールを記録するなど、新戦力の台頭が期待できる大会でもある。

■なでしこジャパンを応援しよう!

 今大会のマッチスケジュールはすでに決まっており、女子の試合はすべて千葉市蘇我球技場(フクダ電子アリーナ)で開催される。日本は12月8日の韓国戦で初戦を迎え、同11日に中国戦、同15日に北朝鮮戦を行う。なでしこジャパンの試合はすべて18時55分キックオフ。チケットの一般販売も今月14日より始まっている。

 リオデジャネイロ五輪の出場権を逃した屈辱から這い上がろうとしている新生なでしこジャパン。19年女子W杯、そして20年東京五輪での世界一返り咲きを目指すなでしこを目の前で応援しよう!

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