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台風迫る中での難しい一戦…高倉監督はスイス下したなでしこを評価「勝ち切ったことは良かった」

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なでしこジャパンが雨中の決戦を制した

[10.22 MS&ADカップ2017 日本女子2-0スイス女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は22日、長野UスタジアムでMS&ADカップ2017のスイス女子代表戦を行い、2-0で勝利した。

 台風21号の影響で雨が降る最悪のコンディションの中で行われた一戦。ただ前半をスコアレスで折り返したなでしこは、後半24分、FW櫨まどかのスルーパスで右サイドの裏を取ったMF中島依美が、一度目のシュートはGKに止められたが、跳ね返りを押し込んで先制に成功する。

 そして終了間際の後半アディショナルタイム3分には、高いDFラインの裏に抜けたFW田中美南がGKとの1対1を制してダメを押す。なでしこが途中出場の2人のゴールによって、雨中の難しい一戦を制した。

 試合後のインタビューで高倉麻子監督は「なかなかテンポが上がらなくて、アグレッシブな攻撃が出来なかったことは課題ですが、勝ち切ったことは良かった」と評価。「好守ともに課題はあるが、選手全員が強いチームになっていこうと積み上げている段階。とにかく日々努力する中で、一歩ずつ上がっていきたい」と半年後に迫ったW杯予選に向け、更なる強化を誓った。

 得点した両選手も笑顔でインタビューに対応。先制点の中島は「すごく櫨選手からいいボールがきた。一発で決めきれたらよかったですが、結果に繋がって良かったです」。田中も「もう少しできたかなという部分はあるが、FWなので結果が取れたことはよかった」と自身のプレーに合格点を与えた。

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