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香川がワンタッチパスで芸術アシストも…ドルトムントはホームで痛恨ドロー

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MF香川真司は先制点をアシストしたが…

[11.1 欧州CLグループリーグ第4節 ドルトムント1-1アポエル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は1日、グループリーグ第4節を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)はホームでアポエル(キプロス)と対戦し、1-1で引き分けた。公式戦2試合ぶりの先発となった香川はフル出場し、前半29分に先制点をアシストしたが、チームは後半6分に失点。今大会初勝利を逃し、4試合を終えて2分2敗の勝ち点2と、グループリーグ突破は厳しい状況に追い込まれた。

 ここまで1分2敗の勝ち点1で並ぶ両チーム。負けたチームのグループリーグ敗退が決まる崖っ縁の一戦は序盤からホームのドルトムントが攻勢に出た。前半7分、MFユリアン・バイグルが積極的にミドルシュートを放つと、同10分にはDFラファエル・ゲレイロの左クロスに香川が飛び込み、ヘディングで合わせたが、いずれもクロスバーを越えた。

 インサイドハーフの位置に入った香川は前半14分に精度の高い左CKからDFエメル・トプラクの際どいヘディングシュートを演出。すると同29分、バイグルの縦パスを香川が右足アウトサイドで流し、絶妙なタイミングでPA内に抜け出したゲレイロが左足ダイレクトでゴールに流し込んだ。

 鮮やかなワンタッチパスで今季CL2アシスト目を記録した香川。先制に成功したドルトムントは前半39分にも相手のバックパスを奪ったFWピエール・エメリク・オーバメヤンが絶好機を迎えたが、GKとの1対1から狙った右足シュートは枠を捉えられず、追加点とはならなかった。

 すると1点リードで折り返した後半6分、アポエルに同点ゴールを許してしまう。アポエルはMFビニシウスが左サイドをドリブルで駆け上がり、スルーパスに走り込んだDFカルロンが倒れ込みながらゴール前にマイナスのクロス。FWミカエル・ポテが鋭い反転から右足を振り抜き、ゴール右隅にねじ込んだ。

 1-1の同点に追いつかれたドルトムントは必死の反撃に出るが、後半10分、香川の右足ミドルはゴール左に外れる。同32分にはFWクリスティアン・プリシッチの左クロスにオーバメヤンが頭で合わせたが、クロスバーを直撃した。後半アディショナルタイム、左CKをプリシッチが頭でそらし、オーバメヤンがダイビングヘッドで狙ったが、わずかにゴール右へ。またしても決定機を生かせず、1-1の痛み分けに終わった。

 H組はトッテナム(イングランド)がこの日、レアル・マドリー(スペイン)を3-1で破り、3勝1分の勝ち点10に伸ばしてグループリーグ突破を決めた。レアルは2勝1分1敗の勝ち点7で2位。ドルトムントとアポエルが勝ち点2で並び、グループリーグ突破のためには残り2連勝が絶対条件で、さらにレアルを上回る必要がある。

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