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出場校チーム紹介:作陽(岡山)

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新体制1年目で全国出場を果たした作陽高イレブン

第96回全国高校サッカー選手権

作陽高(岡山)

作陽高関連ニュース


作陽高写真ニュース

▼全国大会日程
2回戦 2-1 遠野高(岩手)
3回戦 1-1(PK6-7)日本文理高(新潟)
■出場回数
3年ぶり23回目
■過去の最高成績
準優勝(06年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体出場21回、全日本ユース(U-18)選手権4強(08年)、全日本ユース(U-18)フットサル選手権優勝1回(15年)
■監督
酒井貴政
■主将
MF中西樹大(3年)
■今季成績
[総体](県8強)
準々決勝 0-1 就実高
[リーグ戦]
プリンスリーグ中国5位(9勝4分5敗)
[新人戦](県4強)
準決勝 1-1(PK10-11)岡山学芸館高
■予選成績
3回戦 12-0 一宮高
4回戦 7-0 倉敷工高
準々決勝 1-0 就実高
準決勝 1-0 玉野光南高
決勝 3-2 岡山学芸館高
■都道府県予選決勝布陣図&レポート
[4-2-3-1]

       飯原一樹

吉中聡汰 西山拓実 黒瀬翔矢

   早川海瑠 中西樹大

辻瞬輔          魚住祐輔
   大坂颯樹 羽田一平
       岸本鉄矢

[レポート] 
 県内3冠を狙う岡山学芸館高との決勝戦。前半5分に岡山学芸館MF永田一真(2年)が頭で先制点を決めたが、作陽は直後の9分にMF黒瀬翔矢(3年)からのパスを受けたMF西山拓実(2年)が右足シュートをゴール左隅にねじ込んで同点に追いつく。作陽はさらに27分、FW飯原一樹(3年)の右足ミドルがゴール右隅に吸い込まれて逆転。岡山学芸館も35分にMF浅野達郎(3年)の放った右足ミドルが目の前にいたFW川西真斗(3年)に当たってコースが変わり、そのままゴール左隅のネットを揺らす。2-2で前半を終えた試合は後半7分、作陽がセットプレーで突き放す。右中間後方のFKを西山拓が左足で蹴り込むと、PAの飯原が難しい体勢のヘディングシュートで決めて3-2。さらに交代出場のFW西山流聖(3年)のスピード豊かなドリブル突破などから追加点を狙う作陽に対し、岡山学芸館は終盤、パワープレーで同点ゴールを目指した。だが、1点リードを守りきった作陽が3-2で勝ち、全国復帰を決めている。

MOM:FW飯原一樹(3年)
「チームのために身体張るFWが2発!決勝点は技ありヘッド」
■チーム紹介
新体制1年目、岡山の名門が全国挑戦
 20年以上指揮を執ってきた名将・野村雅之前監督(現総監督)から、作陽の06年度全国準Vチームの10番ボランチであり、富山や讃岐でプレー、そして岡山U-15監督を務めた経歴も持つ酒井貴政監督がバトンを受け継いで1年目。新体制の下で作陽が3年ぶりとなる選手権出場を果たした。
 インターハイ予選は準々決勝で就実高に0-1で敗れたものの、選手権予選では準々決勝で就実に1-0で雪辱すると、一昨年度の優勝校・玉野光南高、連覇を狙った岡山学芸館高をいずれも1点差で破って全国切符を勝ち取った。
 サイドからの攻撃には切れ味がある。注目10番MF西山拓実(2年)のパスなどからサイドヘ展開。献身的にセカンドボールを拾う主将のMF中西樹大(3年)やMF早川海瑠(2年)、そして堅いディフェンスラインなど後方の選手たちの支えを受け、MF吉中聡汰(3年)やFW西山流聖(3年)のスピードある仕掛けや快足左SB辻瞬輔(3年)の力強い突破など、サイド攻撃から相手ゴールを強襲する。
 前回出場した14年度はFW伊藤涼太郎(現水戸)がスーパーゴールを決めて会場を沸かせたものの、流通経済大柏高(千葉)にPK戦で敗れて初戦敗退。今回、県予選後の優勝インタビューで酒井監督は「全国ではもう少し落ち着いたゲームができるように、しっかりと練習をしていきたいなと思っています」と語っていたが、新生・作陽は練習でさらにレベルアップして全国に臨む。
■県予選取材記者(石倉利英氏)注目選手
名門の闘将
MF中西樹大(3年)
「中盤の底で攻守のバランスを取る作陽サッカーのキーマン。183cmの高さを生かした空中戦でも攻守に貢献」

違いを生み出す絶対的エース
MF西山拓実(2年)
「的確なボールコントロールとテンポ良くつなぐパスで攻撃を司る。ミドルシュート、鋭いドリブル突破も持ち味」

全国導いた期待のルーキー
MF早川海瑠(2年)
「西山拓とポジションを入れ替えながら攻守のつなぎ役に。機を逃さないくさびのパスで攻撃のスイッチを入れられる」

■過去の全国大会成績
【14年度 第93回(1回戦敗退)】
1回戦 3-3(PK7-8)流通経済大柏高(千葉)
【12年度 第91回(8強)】
2回戦 1-1(PK4-2)富山一高(富山)
3回戦 5-2 滝川二高(兵庫)
準々決勝 1-2 桐光学園高(神奈川)
【11年度 第90回(2回戦敗退)】
2回戦 0-0(PK6-7)中京大中京高(愛知)
【10年度 第89回(3回戦敗退)】
2回戦 2-1 佐野日大高(栃木)
3回戦 0-2 西武台高(埼玉)
【09年度 第88回(3回戦敗退)】
1回戦 4-1 松商学園高(長野)
2回戦 2-1 西武台高(埼玉)
3回戦 1-1(PK4-5)矢板中央高(栃木)
【08年度 第87回(3回戦敗退)】
2回戦 4-2 星稜高(石川)
3回戦 0-1 広島皆実高(広島)
【07年度 第86回(3回戦敗退)】
2回戦 2-1 青森山田高(青森)
3回戦 0-0(PK0-3)広島皆実高(広島)
【06年度 第85回(準優勝)】
1回戦 2-1 久留米高(東京A)
2回戦 4-0 一条高(奈良)
3回戦 0-0(PK4-2)室蘭大谷高(北海道)
準々決勝 3-2 静岡学園高(静岡)
準決勝 1-0 神村学園高(鹿児島)
決勝 1-2 盛岡商高(岩手)
【05年度 第84回(3回戦敗退)】
1回戦 2-1 成立学園高(東京A)
2回戦 5-1 山形中央高(山形)
3回戦 1-1(PK4-5)広島観音高(広島)
【03年度 第82回(1回戦敗退)】
1回戦 2-2(PK4-5)青森山田高(青森)
【01年度 第80回(8強)】
2回戦 1-0 帝京高(東京A)
3回戦 3-1 静岡学園高(静岡)
準々決勝 1-3 鹿児島実高(鹿児島)
【99年度 第78回(2回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK4-3)東邦高(愛知)
2回戦 2-3 久御山高(京都)
【96年度 第75回(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK1-4)松商学園高(長野)
【95年度 第74回(2回戦敗退)】
1回戦 1-0 東北高(宮城)
2回戦 0-4 東福岡高(福岡)
【94年度 第73回(2回戦敗退)】
1回戦 1-0 新潟工高(新潟)
2回戦 1-6 市立船橋高(千葉)
【93年度 第72回(2回戦敗退)】
1回戦 2-0 秋田経法大附高(秋田)
2回戦 1-1(PK2-4)熊本商大附高(熊本)
【87年度 第66回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 市立船橋高(千葉)
【85年度 第64回(1回戦敗退)】
1回戦 0-1 鎌倉高(神奈川)
【84年度 第63回(2回戦敗退)】
1回戦 3-1 大野高(福井)
2回戦 0-2 日立工高(茨城)
【83年度 第62回(1回戦敗退)】
1回戦 1-2 遠野高(岩手)
【82年度 第61回(1回戦敗退)】
1回戦 0-3 帝京高(東京)
【81年度 第60回(8強)】
2回戦 1-0 新潟工高(新潟)
3回戦 3-1 豊科高(長野)
準々決勝 0-2 清水市立商高(静岡)
■登録メンバーリスト
▼GK
1 岸本鉄矢(2年)
2 善村龍真(2年)
21 沖本翔(1年)
▼DF
3 魚住祐輔(3年)
4 羽田一平(2年)
5 大坂颯樹(3年)
16 辻瞬輔(3年)
22 今津遼太郎(2年)
24 鈴木佑一朗(3年)
25 梶原丈(3年)
28 中瀬古陽央(1年)
29 中野杏太(1年)
▼MF
6 早川海瑠(2年)
7 黒瀬翔矢(3年)
8 中西樹大(3年)
10 西山拓実(2年)
12 森田圭亮(2年)
15 服部智希(3年)
17 田中成宜(2年)
20 岸孝宗郎(2年)
23 橋本澪良(2年)
26 田中碧海(1年)
27 吉澤鎮浩(1年)
▼FW
9 西山流聖(3年)
11 杉本蓮(3年)
13 塩見雄志郎(3年)
14 中坂友哉(2年)
18 吉中聡汰(3年)
19 飯原一樹(3年)
30 延岡温(3年)
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