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「次はACL」浦和勢5人はドイツ経由で決勝の地サウジへ

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ベルギー戦で先発デビューしたMF長澤和輝

[11.14 国際親善試合 日本0-1ベルギー ブルージュ]

 日本代表の欧州遠征に参加していた浦和レッズのGK西川周作、DF槙野智章、MF遠藤航、MF長澤和輝、FW興梠慎三の5人は翌15日午前に他の国内組と分かれ、ドイツ経由でAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝第1戦が行われるサウジアラビアの首都リヤドに向かい、現地で浦和のチームメイトと合流する。ベルギーからの移動時間は約半日。日本からサウジアラビアへの所要時間と比べて大差ないが、時差は2時間と少ない。

 ベルギー戦で代表デビューを飾り、後半17分までプレーした長澤は「次はACL。頭を切り替えて、アジアを取りに行くという準備をしていきたい」と話した。日本代表でのポジションは浦和と同じインサイドハーフ。ACL決勝の相手であるアルヒラルの選手よりもさらに大柄な体格のプレイヤーと対峙し、デュエルで引けを取らなかっただけに、良いイメージでACLに臨めそうだ。

 10日のブラジル戦(1-3)に続いて2試合連続フル出場の槙野にとって、18日のACL決勝は9日間で3試合目という厳しいスケジュールだが、「Jリーグを代表して、日本を代表して決勝戦に行っている」と気合い満点だ。

「優勝するためにはアウェーでの第1戦が重要になる。代表で2試合を戦ったことで非常に良いコンディションだし、気持ち的にもとてもやりがいがあった。これをチームに持ち帰りたい」と意気込む。

 槙野は浦和ではこのところ左サイドバックで出場しているが、ACL決勝第1戦はDFマウリシオが出場停止のため、センターバックに入ることがほぼ確実。ハリルジャパンでセンターバックを任されたことはプラスになるはずだ。

 約8か月ぶりに代表合宿をこなした西川は「代表に戻って来られて充実した毎日を過ごすことができた。ACLのことは頭の中にあったし、高いモチベーションで良い練習をできたので、浦和に戻っても良いパフォーマンスを続けたい」とメンタル面での好影響を口にする。

 ベルギー戦で出番のなかった興梠と遠藤は試合後、2人だけピッチに残って、シャトルランを行ってコンディション調整。早くもACL決勝に向かってスタートを切っている様子だった。

(取材・文 矢内由美子)

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