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10年前を超える…クラブW杯初戦迎える浦和、キャプテン阿部「その先に行きたい」

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会見に出席した浦和レッズMF阿部勇樹堀孝史監督

 翌9日のクラブW杯準々決勝で開催国王者のアルジャジーラ(UAE)と対戦する、アジア王者の浦和レッズ堀孝史監督とキャプテンのMF阿部勇樹が前日会見に出席して意気込みを語った。

 6日に行われた開幕戦でオセアニア王者のオークランド・シティ(ニュージーランド)を下し、開催国王者のアルジャジーラが対戦相手となった。「難しい試合になると思う」とホームの利を得る相手チームに警戒を示した指揮官だが、「ACLでの経験を生かして良い試合をしたい」と厳しいアジアでの戦いを勝ち抜いた経験を生かしたいとした。アルジャジーラ戦に勝利すれば欧州王者のレアル・マドリー(スペイン)と対戦することになるものの、「まずは明日の試合でしっかり結果を残すため、明日のことをしっかり考えたい」と一戦必勝を誓う。

 また、10年前のクラブW杯に出場して3位に輝いた経験を持つ阿部は、「10年前は日本開催だったので、(今回と)違いはあるけど、いろいろな意味で楽しみな大会。すごく楽しみです」と初戦を待ちわびている。

「このチームは一戦一戦戦うごとに良くなっていると実感している。まだまだ、さらに良くなるチームだと思っているので、この大会はチームにとって重要な大会」。アジアでの戦いで成長を遂げたチームの伸びしろはまだまだあり、世界を相手にした大会でチームがさらに成長できると感じているキャプテンは、「こういった大会には、なかなか出られない。自分たちが信じて来たこと、やってきたことを出すのが大事。10年前に3位になったが、やはりその先に行きたいと思う」と力強く語った。

 浦和対アルジャジーラの勝者は13日の準決勝で欧州王者のレアル・マドリー(スペイン)と、敗者は12日の5位決定戦で北中米カリブ海王者のパチューカ(メキシコ)対アフリカ王者のウィダード・カサブランカ(モロッコ)の敗者と対戦する。
(取材・文 折戸岳彦)
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