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準決勝ではなく5位決定戦へ…浦和DF遠藤「レアルと戦う姿を見せたかった」

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浦和レッズDF遠藤航

[12.9 クラブW杯準々決勝 浦和0-1アルジャジーラ アブダビ]

 一つ勝てば欧州王者のレアル・マドリー(スペイン)と戦うチャンスがあった。世界最高峰のチームの一つであるレアルとの対戦を望むのは、サッカー選手であれば当然だろう。しかし、浦和レッズは、その1勝を挙げることができず、レアルとの対戦は叶わないものとなってしまった。

 試合前日に「レアルと戦えたらいい」と語っていたDF遠藤航が、「レアル・マドリーと戦う姿を見せたかった。皆さんもそれを期待していたと思う」と悔しさを滲ませれば、FW武藤雄樹も「レアル・マドリーという本当の強豪に自分たちがどれだけできるのかという楽しみもあったので、そこに辿り着けずに残念です」と声を落とした。

 次戦の相手はレアルではなく、アフリカ王者のウィダード・カサブランカ(モロッコ)。そして舞台は準決勝ではなく、5位決定戦となった。ダメージの残る敗戦。3日後に迫る一戦に向けて、気持ちを切り替えるのは容易ではないだろうが、5位決定戦も「クラブW杯の一つの試合」(武藤)であることには間違いない。

 遠藤が「しっかり勝つことが大事。せっかくこのような大会に来たので、最後に一つ勝って帰りたい思いが皆もあると思う」と語ったように、勝利を収めて大会を終えたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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