ツエーゲン金沢は21日、鹿島アントラーズに所属するMF梅鉢貴秀(25)が2018年シーズンより完全移籍で加入することが決定したと発表した。

　関西大一高から2011年に鹿島へ加入した梅鉢は、2016年に山形へ期限付き移籍。今季から鹿島に復帰したが、公式戦の出場は天皇杯1試合のみとなっていた。

　梅鉢は金沢のクラブ公式サイトを通じ、「試合に出て自分を高めたいと思い金沢へ移籍することを決めました。2年以上も試合に絡んでいない僕を評価してくれた監督、クラブに対して、自分のすべてを懸けて戦う準備ができています。プレーを通して伝えたいことがあり、プレーをする中で感じたいことがあります。チームの勝利のために、全てを注ぎます」と新天地での意気込みを語っている。

　また、鹿島に対しては、「僕は今年、チームの掲げた目標達成のため自分にできることがあると信じ、アントラーズへ戻ってくる決断をしました。今季、リーグ以外のタイトルを失うことが決まった全ての試合を、僕はベンチから見つめ、力不足を強く感じました」と心境を明かしつつ、「それでも、チームメートからの信頼を感じながらプレーできたこと、日本最高の選手たちの背中を見ながらプレーすることで、僕は今年、大きな自信を手に入れることができました。この経験を生かして、自分自身を高め続けていこうと思います」と決意表明。

　最後に「もうアントラーズのために戦うことはできないけれど、ここには最高のファミリーがいます。また笑顔で再会できるよう、戦い続けたいと思います」と述べ、「7年間、ありがとうございました」と感謝の言葉を伝えた。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF梅鉢貴秀
(うめばち・たかひで)
■生年月日
1992年6月8日(25歳)
■身長/体重
176cm/67kg
■出身地
大阪府
■経歴
如是中-関西大一高-鹿島-山形-鹿島
■出場歴
J1リーグ:27試合2得点
J2リーグ:4試合
カップ戦:10試合1得点
天皇杯:5試合
ACL:4試合
スルガ銀行チャンピオンシップ:1試合

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