beacon

U-17代表、準々決勝進出!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2月6日 コパ・チーバス第5試合 オンセ・カルダス 0-2 U-17代表]
得点:大迫x2

 メキシコ遠征中のU-17日本代表は6日、当地でコパ・チーバス第5戦オンセ・カルダス(コロンビア)戦に臨んだ。昨日まで日本が属しているグループAの各チーム勝ち点は、チーバス8、日本6、オンセ・カルダス5、タウイチ5、カラカス5、サンルイス1。日本はこの試合に勝てば自力での予選通過が決まる次第。

 城福監督は、試合前にここを強調。「自力で上がれる状態で試合が出来ること、これこそ遠征に来た目的である」。

 日本の先発は昨日とはまたガラリと代えた、以下のメンバー。
 GK吉田(ルーテル学院)、DF奥井(履正社高)、山地(浦和ユース)、益山(岐阜工業高)、金井(横浜Mユース)、MF井上(逗葉高→後半19分に岡本と交代)、安田(三菱養和ユース右後半11分に山田と交代)、米本(伊丹高)、山崎(柏ユース→後半19分に端戸と交代)、FW富山(矢板中央高)、大迫(鹿児島城西高→後半26分に大塚と交代)。

 準々決勝進出のため、「勝ちに来た」オンセ・カルダスは試合開始直後からボールを支配。日本は中盤から相手を追い回す展開となる。中盤の山崎、安田、米本はほとんど守備に追われ、右の井上だけが前線に絡む。
 チャンスを迎えたのは、我慢の連続だった前半18分。左サイドでFKを得た日本は、そこからの深いボールをゴール前で富山がGKと競り合う。こぼれたボールに合わせたのは、FWの大迫。キッチリ決めて、日本が先制!

 しかし点は入れたがボール支配は変わらず。自陣ゴール前での浮き球にはひやひやする場面が多かったが、33分。カウンターから右サイドの井上が40m近いドリブルを魅せる。ここまで最後の場面でボールを取られるケースの多かった井上だが、今回はうまく切り替えして中で待ちかまえる大迫にラストパス。大迫がこれをダイレクトに決めて追加点! 日本2-0で前半終了。

 後半も展開は同じ。しかし勝ちたいオンセ・カルダスにも焦りが見える。ボール支配はされるものの、フィニッシュの拙さでゴールは割れず。一対一の場面で勝てている分、攻めきれないイライラが見える。日本ベンチはこのまま勝ちきるべく、次々と選手交替。
後半11分、山田直輝投入を皮切りに、19分に岡本知剛、端戸仁、26分には大塚翔平。相手のプレーは激しくなるが、日本も3日間で学んだ“南米スタイル”の逃げ切りを実践。後半半ば過ぎからはボール支配率は五分五分以上。前を向いてプレーするかぎりは危なげない試合展開に持ち込み、試合終了。攻めてはFW大迫が2得点、守備ではGK吉田が好守を見せて無失点で勝利した。

試合後の城福監督コメント。
「18歳以下のトーナメント(日本はU-17で参加)で負け無しで抜けたことを評価したい。20人で来て、全員が勝ちを経験したことも大きな経験になる。(今日は)2戦目で終了間際に同点にされたメンバーで臨んだ。その悔しさをこの試合でリベンジしてほしかった」

 この勝利の結果、日本はグループリーグ2位で準々決勝進出を決めた(1位通過はチーバス)。日本は8日、グループBを4勝1敗で1位通過したクルス・アスール(メキシコ)と対戦する。

<写真>好守を見せたGK吉田と、勝利に喜ぶU-17代表イレブン。吉田は昨季はU-16代表として2試合に出場したが、AFC U-17選手権メンバーには選ばれていなかった。その他選手の写真は日本代表NEWSに掲載!

 今年U-17ワールドカップに挑むU-17日本代表の「すべて」は、06年全日本代表選手が登場する『FOOTBALL NIPPON』2006冬号に掲載中。是非、ご一読ください。詳しい情報はこちらを。以下のリンクから本誌を購入すると、ゲキサカポイント300Ptプレゼント
amazon楽天7&Y

TOP