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T・シウバ、ファンからネイマールへブーイングも「怒っているようには見えなかった」

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DFチアゴ・シウバがFWネイマールについて言及

 パリSGでキャプテンを務めるブラジル代表DFチアゴ・シウバは、FWネイマールが自軍のサポーターから受けたブーイングに対して怒りを見せていないと語っている。フランス『カナル・プラス』に語った。

 パリSGが8-0の圧勝を収めた18日のディジョン戦で、史上最高額の移籍金で加入したエースは4得点を挙げる活躍を見せた。しかし、7-0の状況でFWエディンソン・カバーニが獲得したPKを、すでにハットトリックを決めていたネイマールが蹴ったことにパリSGサポーターは怒りを露わにした。カバーニはこの日、チーム3点目を決めたことによりFWズラタン・イブラヒモビッチが持つ156ゴールのクラブ歴代得点記録に並んでおり、このPKを決めていれば新記録を達成するはずだったからだ。

 ホームでの記録更新を期待したパリSGサポーターのカバーニコールを尻目にPKを沈めたネイマールには、ブーイングが浴びせられた。それでも、シウバはネイマールが落ち着いているように見えたと話す。

「ネイマールが怒っているようには見えなかった。彼の行為に納得のいかないサポーターはいたかもしれないけど、大事なことは8-0で僕たちが勝ったということさ。カバーニはすぐに新記録を達成するよ。試合はまだまだ残されていて、なにより彼はいつでもゴールを決め続けてきたからね」

 8-0という完璧な試合を見せたにも関わらず、ネイマールのチームメイトへの敬意を欠く行為により不穏な空気がスタジアムを包んだものの、指揮官であるウナイ・エメリのネイマールへの信頼は揺るがないようだ。

「カバーニは我々のストライカーだ。彼はチームを助け、チームは彼のゴールを手伝っている。今回、PKはネイマールに譲ったが、これからもっとたくさんのゴールを決める機会がある。ネイマールがいた方がいいチームであることは明白だ。勝利も記録も全てはチームのためにある」

 圧倒的なパフォーマンスを見せながらも、カバーニとのPKを巡るトラブルが後を絶たないネイマール。プレー以外の部分でもサポーターに認めてもらえる日は来るのだろうか。
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