[1.27 AFC U-23選手権決勝 U-21ベトナム 1-2(延長) U-23ウズベキスタン 常州]

　AFC U-23選手権の決勝が27日に開催され、U-21ベトナム代表とU-23ウズベキスタン代表が対戦し、延長戦の末に2-1で勝利したウズベキスタンが初優勝を飾った。

　スタジアム全体が白く覆われるような大雪の中で行われた一戦。互いに思い通りのプレーができない環境の中、準々決勝で日本を4-0、準決勝で韓国を4-1で破ったウズベキスタンがセットプレーから先制に成功する。

　前半8分、日本戦で1ゴールを挙げたMFハムダモフが左CKから左足でクロスを供給すると、PA内中央でマークを外したDFアシュルマトフがダイビングヘッドでゴール右に押し込んだ。

　ここまで快進撃を見せているベトナムも徐々にボールをつなげるようになり、攻撃の時間を増やしていく。前半41分にはPA手前中央の絶好の位置でFKを獲得。キッカーのMFグエン・クアン・ハイが左足で見事なシュートをゴール左上に突き刺し、同点で前半を折り返した。

　前半は積雪により2度の雪かきが実施されたが、ハーフタイム中も天候は回復する兆しを見せず、約1時間遅れで後半がスタート。しかし、互いに次の1点が遠く、試合は1-1のまま延長戦に突入する。

　延長前半もスコアが動かず、PK戦も見えてきた延長後半15分に得点が生まれた。ウズベキスタンは左CKを獲得すると、キッカーのハムダモフが左足でクロスを送り、投入からわずか2分のFWシドロフが左足で蹴り込んだ。遅延も含めて開始から約180分後に決まった劇的なゴール。大会を通してタフな戦いを見せたウズベキスタンがアジアの頂点に立った。

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