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[デンチャレ]関東B・北信越が“下剋上V”!!小野原AT逆転弾で関東Aに劇的勝利

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後半アディショナルタイム4分のMF小野原和哉の劇的弾によって、関東B・北信越選抜が劇的優勝を決めた

 第32回デンソーカップチャレンジサッカー熊本大会は18日、大会3日目を行った。15年ぶりの関東選抜対決となった決勝は、関東B・北信越選抜が関東選抜Aを2-1で下し、13年ぶり7度目の優勝を果たした。

 最優秀選手には、後半アディショナルタイムに決勝点を奪った関東B・北信越選抜のMF小野原和哉(流通経済大3年=磐田U-18)が選ばれた。

 先制は関東選抜Aだった。前半12分、DF岩武克弥(明治大3年=大分U-18)ががDFの裏にロングボールを入れると、FW大橋祐紀(中央大3年=八千代高)がGK吉田舜(法政大3年=前橋育英高)より一足早く反応。頭に当てて流し込んだ。

 関東B・北信越選抜は1点ビハインドで折り返した後半開始から3人を変更。MFイサカ・ゼイン(桐蔭横浜大2年=桐光学園高)やFW平川元樹(日本体育大3年=札幌U-18)を入れて、より攻撃的な布陣で勝負に出た。

 すると後半30分に同点弾が生まれる。DF安在達弥(中央大3年=東京Vユース)が入れたアーリークロスに反応したイサカがボールコントロールから右足でゴールネットを揺らす。

 さらに後半アディショナルタイム4分だった。カウンターから強引に突破した小野原が、ゴール中央から左足でゴールにねじ込む。咆哮しながらユニフォームを脱いで、イエローカードを貰ってしまったのはご愛敬。前日に「タレント軍団をギャフンを言わせたい」と言っていたとおりの、有言実行弾、下剋上優勝になった。

 なお、同日には3位決定戦戦以下の順位決定戦も行われた。3・4位決定戦戦では九州選抜が関西選抜に2-0で勝利。前半37分にMF西村光明(鹿屋体育大2年=履正社高)のミドル弾で先制すると、後半30分にはFW前田翔吾(福岡大2年=鹿児島実高)がこぼれ球を押し込んで、勝利をグッと引き寄せた。

 5・6位決定戦は全日本選抜が3-2で北海道・東北選抜に逆転勝ち。初戦を落としていた全日本選抜だったが、2連勝で意地を見せた。また7・8位決定戦は東海選抜がFW遠山拓民(静岡産業大3年=甲府U-18)の2ゴールによって、2-0で中国・四国選抜を下した。

▽2月18日
【7・8位決定戦】
[大津町運動公園多目的広場/人工芝]
東海選抜 2-0 中国・四国選抜
[東]遠山拓民2(28分、49分)

【5・6位決定戦】
[大津町運動公園競技場]
全日本選抜 3-2 北海道・東北選抜
[全]安部柊斗(22分)、井上健太(39分)、浮田健誠(44分)
[北]鈴木大貴(20分)、吉野蓮(52分)

【3・4位決定戦】
[大津町運動公園球技場]
九州選抜 2-0 関西選抜
[九]西村光明(37分)、前田翔吾(75分)

【決勝】
[大津町運動公園球技場]
関東B・北信越選抜 2-1 関東選抜A
[B]イサカ・ゼイン(75分)、小野原和哉(90分+4)
[A]大橋祐紀(12分)

▽最終順位
優勝:関東B・北信越選抜
準優勝:関東選抜A
3位:九州選抜
4位:関西選抜
5位:全日本選抜
6位:北海道・東北選抜
7位:東海選抜
8位:中国・四国選抜

(取材・文 児玉幸洋)
●第32回デンソーカップチャレンジサッカー熊本大会特集

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