beacon

イタリア代表引退発表のデ・ロッシ、新監督の下で復帰に意欲「34歳だけど役に立てるなら」

このエントリーをはてなブックマークに追加

MFダニエレ・デ・ロッシがイタリア代表復帰に意欲

 ローマの主将MFダニエレ・デ・ロッシは、イタリアサッカー選手協会(AIC)発行の機関誌『イル・カルチャトーレ』のインタビューにおいて、イタリア代表復帰へ意欲を示した。

 イタリアは昨年11月、ロシアW杯欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗れ、60年ぶりに本大会出場を逃がした。この試合を最後に、2006年ドイツ大会優勝メンバーであるGKジャンルイジ・ブッフォンやDFアンドレア・バルザーリ、そしてデ・ロッシが代表引退を発表していた。

 その後、歴史的な予選敗退という不名誉な記録を残したジャンピエロ・ベントゥーラ監督は解任。年が明け、3月に行われるアルゼンチン戦(23日)およびイングランド戦(27日)に向けて、U-21イタリア代表監督のディ・ビアージョ氏が暫定的に代表指揮官に就任することが発表された。代表に愛着を示すローマの主将は、早くも代表復帰に意欲を示している。新監督から声がかかった場合、引退撤回を検討するようだ。

「代表との別れ?スウェーデン戦で、何人かの選手にとって1つのサイクルが終わったと感じた。ただ失敗したときは、後戻りする勇気も必要だ。僕にとって代表は常に家族みたいだった。だから完全に扉を閉じてしまったわけではない。もし監督から僕に連絡が来たとしたら…僕が役に立てると考えてくれて、僕が必要だと言ってくれるなら、それじゃあ…。もちろん、僕の年齢が34歳であることに変わりはないけどね」

 一方、デ・ロッシは引退後のキャリアについても考えを明かしている。昨シーズン限りで現役生活を終え、ローマの幹部となった先輩、フランチェスコ・トッティとは別の道を選ぶようだ。

「今の生活が好きなんだ。辞めてしまったら、苦痛になるだろうと今から分かる。引退後についてはこのように考えている。朝起きて、“これから何をしようか”なんて言うようになりたくない。ネクタイは嫌いだし、シューズを履いている方が僕に合う。指導者に?そうかもね。副監督ならやってみたいと思う。(エウゼビオ)ディ・フランチェスコや(ルチアーノ)スパレッティとか、気が合う監督の下がいいかな。それならまだピッチやロッカールームにいられるよ。スーツやネクタイなんていらないよ」

●セリエA2017-18特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP