beacon

川崎FはACL2連敗と厳しい船出…FW豊田フル出場の蔚山現代に敗れる

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW豊田陽平擁する蔚山現代に競り負け、川崎Fは2連敗

[2.20 ACLグループF第2節 蔚山2-1川崎F 蔚山]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は20日、グループリーグ第2節1日目を行い、川崎フロンターレは敵地で蔚山現代(韓国)と対戦し、1-2で敗れた。

 川崎Fは黒星発進となった13日の第1節上海上港戦(0-1)から先発3人を変更し、前節は出場停止だったDF車屋紳太郎が先発し、大卒ルーキーDF守田英正が右サイドバックで公式戦初先発。MF阿部浩之が左サイドハーフで先発し、2列目は右からMF家長昭博、FW大久保嘉人、阿部と並んだ。
 一方、ホーム初陣となった蔚山現代は開幕節のメルボルン・ビクトリー戦(3-3)でドロー。鳥栖から期限付き移籍中のFW豊田陽平は2戦連続で先発し、1トップに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤は中央を固めた蔚山現代の堅守に苦しみ、カウンターからFWミスラフ・オルシッチ、韓国代表FWファン・イルスに左右のスペースを突かれたが、人数をかけた守備で対応。川崎Fも徐々に攻撃の形をつくり、前半15分、MF大島僚太の縦パスを受けたFW小林悠が右足を振り抜いたが、惜しくもゴール左に外れ、枠を捉えられなかった。

 一進一退の攻防が展開され、その直後にはカウンターから右サイドを駆け上がったDFキム・チャンスがアーリークロスを入れ、猛然と走り込んだ豊田が体制を崩しながら左足シュート。前半22分にもMFパク・チュホのパスを受けた豊田がトラップからフィニッシュに持ち込もうとしたが、MF谷口彰悟が落ち着いて対応した。

 川崎Fは前半29分に決定機を迎え、家長が右45度の位置から狙い澄ました左足ミドル。しかし、決定的なシュートは惜しくも左ポストを叩いた。先制機を逃した川崎Fは前半42分、ミスから先制点を献上してしまう。PA内で守田がボールを奪われると、M・オルシッチが落とし、PA手前からMFチョン・ジェヨンが右足ミドルでゴール左下隅に突き刺した。

 0-1で折り返した後半は拮抗した展開が続き、同20分、川崎Fは交代カードを切り、阿部に代えてD登里享平を投入する。しかし、次の1点を奪ったのは蔚山現代だった。後半21分、谷口がボールを奪われ、ファン・イルスに打たれたシュートは飛び出したGKチョン・ソンリョンが防いだが、こぼれ球に反応したMFイ・ヨンジェがM・オルシッチにつなぐ。リターンを受けたイ・ヨンジェがPA手前から左足を振り抜き、狙い澄ました鮮烈ミドルでゴール右上隅を射抜いた。

 0-2に突き放された川崎Fは後半26分、2枚目の交代枠を使い、大久保を下げてFW知念慶を投入。システムを4-4-2に変更し、知念は小林と2トップを形成した。後半40分には登里が左足で正確な左クロスを入れ、知念がダイビングヘッドでネットを揺らした。交代で入った2人のホットラインで1点を返したが、反撃もここまで。1-2で競り負けた川崎FはACL2連敗、公式戦3連敗と厳しい船出となった。

●ACL2018特設ページ

TOP