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ソウザの先制ヘッドは幻…“役者登場”でギア上げたC大阪、終盤猛攻も広州恒大とスコアレス

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途中出場で攻撃のリズムを生んだC大阪FW柿谷曜一朗

[2.21 ACLグループリーグ第2節 C大阪0-0広州恒大 長居]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は21日、グループリーグ第2節を行い、G組ではセレッソ大阪がホームで広州恒大(中国)と0-0で引き分けた。C大阪は2試合を終え、1勝1分で勝ち点4。第3節は3月6日に開催され、敵地でブリーラム・U(タイ)と対戦する。

 14日にアウェーで行われた第1節・済州戦を1-0で制したC大阪は先発4人を変更し、DF山下達也、MF山村和也、FW高木俊幸、FWヤン・ドンヒョンをスタートから起用。18日のトレーニング中に負傷したMF清武弘嗣が欠場したほか、前節スタメンのMF木本恭生、FW柿谷曜一朗、FW杉本健勇がベンチスタートとなった。

 C大阪はファビオ・カンナバーロ監督率いる国内リーグ7連覇中の広州恒大に序盤から攻め込まれる展開となる。前半14分、MFソウザのバックパスをFWアランに奪われてループシュートを打たれるが、ミスキックとなったボールはGKキム・ジンヒョンがセーブ。同18分にはMFリカルド・グラルのパスを受けたアランがPA内中央から左足を振り抜くも、シュートは枠を外れた。

 相手に圧力をかけられ続ける中、C大阪も前半23分にチャンスを創出する。ソウザのミドルシュートがGKリュウ・ディエンズオに弾かれ、PA内左でDF丸橋祐介が反応。しかし、左足のシュートは再びGKリュウ・ディエンズオに止められ、前半はスコアレスで終了した。

 両チームとも後半開始の選手交代はなし。C大阪は立ち上がりのピンチをしのぐと、徐々に攻撃の形を作り始める。後半11分、左サイドの丸橋が鋭いクロスを蹴り込み、FWヤン・ドンヒョンが飛び込むが、頭でうまく合わせられず。同16分にはソウザが敵陣でボールを奪い、PA手前中央から右足で低いシュートを放つ。だが、相手DFに当たり、ゴール左外へそれていった。

 C大阪は後半30分、移籍後初先発だった高木を下げ、温存されていた柿谷を投入。背番号8は直後の同33分、積極的にドリブルを仕掛けて左CKを獲得する。キッカーの丸橋が左足でアウトスイングのクロスを供給すると、ファーのソウザがヘディングで押し込むが、その前にクロスがゴールラインを割っていたとして、得点は認められず。同31分のFKのシーンでもFWヤン・ドンヒョンのゴールがDFマテイ・ヨニッチのオフサイドで取り消されており、もどかしい展開が続いた。

 その後、後半34分の広州恒大DFキム・ヨングォンの直接FKをGKキム・ジンヒョンの好守でしのいだC大阪は、同38分に山下と杉本、同41分にMF水沼宏太とMF福満隆貴を交代。同43分には柿谷の左クロスに杉本がヘッドで合わせるも、GKリュウ・ディエンズオのビッグセーブに遭う。終盤も攻め続けたC大阪だったが、最後までゴールを割ることはできず、0-0のままタイムアップの笛を聞いた。

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