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ヒディンク監督、脱税で有罪

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 日刊スポーツは27日、脱税の罪に問われていたオランダ人のロシア代表フース・ヒディンク監督(60)が、オランダ南部デンボスの裁判所から罰金4万5000ユーロ(約720万円)と執行猶予の付いた禁固6月の有罪判決を下されたと報じている。本人は出廷せず、上訴を検討しているとのこと。
 同紙によると、判決ではヒディンク監督がPSV(オランダ)の監督だった03年1~8月頃、ベルギーに住んでいるように見せ掛け、オランダ当局への税金支払いを逃れていたという。同監督は「韓国から欧州に戻った際はベルギーに住むつもりだった。恋人の家やホテルを転々としていた」と説明し、脱税の意図を否認していたとのこと。
 同監督は、代表監督として98年フランスW杯で母国オランダを20年ぶりの4強に導き、02年日韓W杯では、開催国の韓国を率いてアジア勢初の4強に進出。昨年のドイツW杯でも豪州を32年ぶりの本大会に導き、さらにオセアニア勢初の決勝トーナメント進出を果たすなど、名将として抜群の実績を残している。

<写真説明>2月27日、サッカーのロシア代表監督を務めるフース・ヒディンク氏(60=写真)が脱税で有罪となった。昨年8月撮影(2007年 ロイター/Alexander Natruskin)

(文 宝田雅樹)

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