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大学生で唯一の初招集…流経大DFアピアタウィア久、森保監督が寄せる“期待”

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初招集されたDFアピアタウィア久(流通経済大)

 4人招集された大学生選手の中で唯一、U-21日本代表に初招集されたのがDFアピアタウィア久(流通経済大)だった。

 東邦高から流経大に進学し、来年度に2年生となる190センチの大型DF。ガーナ人の父を持ち、高校2年生まではFWとしてプレーし、高校3年生でCBに転向した。昨季の前期はIリーグで力を付けると、後期からは流通経済大ドラゴンズ龍ケ崎の一員としてJFLを戦った。そして関東1部リーグ最終戦となる昨年11月18日の慶應義塾大戦でトップチームデビューを飾った。

 12月のインカレでもメンバー入りを果たすと、自分でも「ビックリ」というSBで出場機会をつかむ。準々決勝の福岡大戦では右SBで120分間プレーすると、続く準決勝の東京国際大戦では途中出場してCBの位置に入りながらも、法政大との決勝戦では再び右SBのポジションを託されて5-1の勝利、そして3年ぶり2度目のインカレ制覇に貢献した。

 複数ポジションをこなすアピアに対し、森保一監督は「CBやウイングバックで守備的な起用ができる」と起用法を示唆すると、「守備の部分で彼が持っている身体能力の高さや当たりの強さ、攻撃に転じて行けるところを見せてもらいたいし、我々も生かしていきたい」と攻守両面での期待を寄せた。インカレ決勝後に本人は「CBの方が良い」と話していたようだが、与えられたポジションでアピールできるか注目だ。

(取材・文 折戸岳彦)

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