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「貪欲な姿勢示せる」“海外組”MF伊藤達哉が森保ジャパン初招集

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ハンブルガーSVのMF伊藤達哉

 2人の海外組の名前があった。パラグアイ遠征を行うU-21日本代表メンバーが13日に発表され、スペインのエストレマドゥーラUDに所属するGK山口瑠伊とともにドイツのハンブルガーSVに所属するMF伊藤達哉が、森保ジャパンに初招集された。

 1997年6月26日生まれの伊藤は柏の下部組織で育ち、15年7月にハンブルガーSVへの加入が発表された。U-19チーム、U-21チーム、U-23チームでプレーし、17年9月25日のレバークーゼン戦で途中出場してブンデス1部デビューを飾ると、同30日のブレーメン戦で初先発を果たし、今季は12試合に出場している。

 現地で伊藤のプレーを生で見たという森保一監督は「映像でも彼のプレーをチェックしながら、我々の代表に入れる選手として見てきている」と注視していたと話すと、「貪欲な部分」を発揮してほしいと続けた。

「彼に期待するのは、前線でボールを受けて貪欲に相手ゴールに向かって行くこと。目の前に相手がいても、そこを何とか突破してチャンス、ゴールにつなげていく。そういう貪欲な姿勢を示せる選手だと思っている」

 今遠征の攻撃陣には、1月に中国で行われたAFC U-23選手権で招集されていたFW岩崎悠人(京都)、FW旗手怜央(順天堂大)、FW田川亨介(鳥栖)、FW小松蓮(産業能率大)、MF高木彰人らが招集外となっている。中1日で試合が行われるタイトな日程ということもあり、出場機会は訪れるだろう。指揮官が求める“新たな力”を示して、アピールしたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)

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