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「ゼロにしないと」大宮GK笠原昂史、プロ8年目の大台到達で決意新た

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最後尾から指示を出すGK笠原昂史

[3.17 J2第4節 大宮1-1金沢 NACK]

 今季、水戸から完全移籍で大宮アルディージャに加入したGK笠原昂史がJ通算100試合出場を達成した。7年間在籍した水戸では第2GKに甘んじ、定位置を奪えないシーズンが長かったが、昨季キャリアで初めて全42試合にフル出場。年間を通してスーパーセーブを連発し、脚光を浴びた。

 プロ8年目、29歳での大台到達を「長くかかったなとは思います」と振り返った笠原は「ひとつ目指してきたところだった。これを通過点にして200、300と積み上げていきたい」と節目の記録を喜び、さらなる躍進を誓った。

 ファインセーブであわやの場面を救ったが、後半32分に失点。試合は1-1の引き分けに終わり、メモリアルゲームを白星で飾れなかった。背後に抜け出したMF宮崎幾笑が中に切れ込み、DF山越康平をはがして左足を振り抜いた。「山越にニアを切らせてファーに打たせてそれを止めるイメージだったけど、相手が速いツータッチでニアに打ってきたので対応ができなかった」と失点シーンを悔やんだ。

 開幕から2試合はベンチだったが、10日に行われた第3節徳島戦(0-1)でベテランGK塩田仁史からポジションを奪って初先発し、2試合連続でゴールマウスを守った。いずれも失点したことで悔しさは残り、「失点が続いているのでゼロにしないといけない。どんな試合でも無失点を目指したい」と決意新たに語った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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