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1年ぶり復帰に口も滑らか?森重「花粉から逃げられてうれしい」

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1年ぶりの代表復帰となったDF森重真人

 約1年ぶりの代表合宿に自然と口元も緩んだ。昨年3月以来の日本代表復帰となったDF森重真人(FC東京)はベルギー・リエージュでの練習初日を終え、「こうやって代表に来れるのはうれしい」と笑顔。春の陽気が続いた日本から一転、底冷えするベルギーの寒さにも「まずは花粉から逃げられたことがうれしい」と冗談交じりに笑った。

 昨年7月2日のC大阪戦で負傷した森重は左腓骨筋腱脱臼と診断され、手術を受けた。全治4か月の診断で昨季の残り試合はすべて欠場。代表からも遠ざかった。ただ、負傷前だった昨年6月の時点で「ちょっと満足することができなかった」(ハリルホジッチ監督)と落選を経験。そのタイミングでDF三浦弦太が初招集され、DF槙野智章、DF昌子源、DF植田直通を含めた国内組のセンターバック争いが激化した。

 自身が離脱中の代表については「常に自分の足を気にかけてやっていたし、そっちに意識があった」というものの、「ケガもあったけど、その前に一回外れている。代表に入りたいという思いを持って今シーズンに入ったし、残り期間は少ないけど、コツコツやっていきたい」と、強い決意を胸にW杯イヤーを迎え、今季のJ1は開幕から4試合連続フル出場を続け、ている。

「自分の存在をまずはしっかりアピールして、(監督に)再確認してもらう機会かなと思う」。ハリルホジッチ監督は15日のメンバー発表会見で森重について「すぐに使うわけではない。まだトップパフォーマンスには程遠い」と指摘。本人も「ここまで順調に来ているので、大事に行きたいという思いと、でも試合に出たいという思いがある」と胸の内を明かした。とはいえ、W杯を目指す上でアピールは不可欠。「出してもらえるのであれば出たい」と静かにチャンスを待つ。

 今合宿では元チームメイトのFW中島翔哉(ポルティモネンセ)とも再会。「昔からいいものを持っていたし、海外に行ってしっかり結果を出している。代表でもやれる能力とメンタリティーを持っていると思う」と、A代表初選出の23歳にエールを送っていた。

(取材・文 西山紘平)

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