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森岡亮太が考える“ハリルが求めること”と“自分が求めること”

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日本代表MF森岡亮太

 今冬、ベフェレンからアンデルレヒトへの移籍を決断。着実にステップアップを果たす日本代表MF森岡亮太は、ベルギーリーグを34度制する国内屈指のビッグクラブでプレーすることで、「良い意味で幅は広がっている」と自身の成長を感じているようだ。

 ベフェレンで27試合9得点11アシストの結果を残し、アンデルレヒトへ移籍すると、リーグ初戦となったメヘレン戦であいさつ代わりのアシストを記録。第28節ムスクロン戦で移籍後初ゴールを含む2得点を奪い、続くズルテ・ワレヘム戦で2試合連続ゴールを記録するなど、新天地でも結果を残してポジションを奪い取った。

「前のチーム(ベフェレン)は自由が結構あったけど、(アンデルレヒトは)全然違うチームで、今は求められることが多く、戦術的にしっかりオーガナイズされている。その中でちょっと違った役割を求められたけど、今は頭の中がクリアになり、求められていることができるようになっている」

 日本代表にはハリルジャパン初招集となった17年11月の欧州遠征以来、約4か月ぶりに名を連ねた。前回招集されたときとやろうとすることは変わらず、バヒド・ハリルホジッチ監督が求める「守備面」と自身が求める「得点に関与すること」を「どれだけ出せるか」と意気込みを示す。「守備的な選手ではない。もちろん、守備の時間は守備になるが、やっぱり攻撃の部分でどれだけ良いチャンスを作れるかだと思う」。

 W杯までの時間は多いとは言えず、本大会のメンバー入りを果たすには、23日のマリ戦と27日のウクライナ戦のアピールは必要不可欠だろう。「最終的に(メンバーは)絞られるが、この2試合は今、来ているメンバーでやるので、まずはそこで何ができるか」――。指揮官の求める守備面をこなしつつ、自身が求める結果を残そうと静かに燃えている。

(取材・文 折戸岳彦)

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