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ウクライナのシェフチェンコ監督「ザックもいいチームだと言っていた」

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日本戦に向けて公式会見に出席したアンドリー・シェフチェンコ監督

 27日のキリンチャレンジ杯で日本代表と対戦するウクライナ代表が26日、ベルギー・リエージュのスタッド・モーリス・デュフランで公式練習を行った。練習前にはアンドリー・シェフチェンコ監督が公式会見に出席。「日本のこと、日本の文化を個人的にリスペクトしている。何でも聞いてほしい」と笑顔で質疑に応じた。

 グループリーグ敗退に終わったEURO2016後に母国の指揮官に就任したシェフチェンコ監督はロシアW杯欧州予選でアイスランド、クロアチア、トルコなどと同組となり、グループ3位で予選敗退に終わった。現在はEURO2020に向けたチームづくりの最中で、「我々は代表候補を見ている段階。W杯に出場する日本とは試合に向けたアプローチが異なるが、親善試合でも結果は大事。チームの状態はいいし、準備はできている」と強調した。

 日本代表については「スピードがあり、縦に速いので、我々はコンパクトに守らないといけない」と指摘。現役時代には06年ドイツW杯にウクライナ代表として初出場し、ベスト8に躍進した。グループリーグは初戦でスペインに0-4で敗れたが、続くサウジアラビア戦、チュニジア戦に連勝。グループリーグ突破を果たし、決勝トーナメント1回戦ではスイスをPK戦の末、下した。

 日本もロシアW杯では初戦でコロンビアという難敵と対戦する。同じようなシチュエーションの日本にアドバイスはあるかと聞かれ、「(ドイツW杯は)強敵ぞろいの厳しいグループだったが、チャンスをつかむことが大事。スペイン戦は難しい試合だったが、いい精神状態でチャンスをつかんだことで次のラウンドに進むことができた」と振り返った。

「日本の幸運を祈りたい。先日、ザッケローニにも会ったが、日本はいいチームだと言っていた」。現役時代、ミランで師弟関係にあった元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ現UAE代表監督とのエピソードも披露し、日本にエールを送っていた。

(取材・文 西山紘平)

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