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18歳が爆走から好アシスト…浦和MF橋岡大樹「もっと上に上がっていきたい」

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浦和レッズMF橋岡大樹

[4.15 J1第8節 浦和2-1清水 埼玉]

 まだ、ハーフウェーライン付近だった。しかし、前を向いた18歳は迷いなくドリブルを開始した。

 今季ユースから昇格した浦和レッズMF橋岡大樹は、前節のアウェー神戸戦でJ1リーグ初出場を果たすと、続く清水戦でもスターティングメンバーに名を連ねて右アウトサイドのポジションを託された。前半22分にはFW武藤雄樹のパスを受けて強烈なシュートを放つなど積極性を示すと、1点をリードして迎えた同29分に大仕事をやってのける。

 ハーフウェーライン付近でボールを受けると、「相手が中に食い付いたのが一瞬見えた」と対面するDF松原后の動きを確認。そして、「縦が空いたので思い切り行こうと思った」と空いたスペースを見逃さずに一気の加速で右サイドを駆け上がる。ゴール前を確認すると、「武藤(雄樹)選手が最初見えたけど、興梠(慎三)選手も見えて、興梠選手の頭を狙って蹴った」とFW興梠慎三にピンポイントのクロスを届け、チーム2点目を演出した。

 2種登録だった昨季のルヴァン杯では、埼玉スタジアムでのプレーを経験していたが、J1リーグ戦ではホーム初見参。90分間ピッチに立ち続けて2-1の勝利に貢献した男は、「試合前から本当に『やるぞ』と思っていた。終わった後は本当にうれしかった」と喜びを表しつつ、「でも、ここで満足するわけにはいかない。一日一日を大切にして、もっと上に上がっていきたい」とさらなる成長を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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