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「試合を壊した責任は僕にある」横浜FM杉本大地、痛恨の“12秒先制弾”献上

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横浜F・マリノスGK杉本大地

[4.18 ルヴァン杯GL第4節 FC東京2-2横浜FM 味スタ]

 キックオフのホイッスルが吹かれてから、わずか12秒後。横浜F・マリノスは先制点を献上することになった。

 キックオフしたFC東京が最終ラインにボールを送ると、DF山田将之が横浜FM最終ライン裏にロングボールを蹴り出す。このボールに反応したのがGK杉本大地とDF西山大雅だった。最後尾からボールを見つめた杉本は、「難しいボールだったけど、僕の中で最初は大雅に任せようと思っていた」ようだ。しかし、「ボールが弾みそうな感じがしたので、切り替えて自分が出ると判断した」とPA外まで飛び出した。

 しかし、ワンバウンドしたボールに飛び込んだ杉本と西山が激しく接触。こぼれたボールに反応したFW富樫敬真に無人のゴールに蹴り込まれて、いきなりスコアを動かされてしまった。

「ワンバウンドして下も濡れていたので、もう少しボールが伸びてくると思ったけど、それは言い訳にはならない。自分が行くと決めたら大雅を跳ね飛ばしてでも、クリアしないといけないボールだった。ああいう(試合の)入りをしてしまったので、試合を壊した責任は僕にある」

 残された時間は89分あったものの、「すぐに切り替えられなかった。そこは自分の弱さ」となかなか気持ちを切り替えられず、前半38分にはMF梶山陽平に追加点を奪われてしまう。しかし、後半に入って攻勢を強めたチームは同22分と同39分にFW伊藤翔がネットを揺らし、2-2のドローに持ち込んだ。「翔くんもそうだけど、皆に感謝しないといけない」と同点に追い付いてくれた仲間に感謝を示しつつ、「しっかり反省して、またチャンスが来たときのためにしっかり準備したい」と続けた。

(取材・文 折戸岳彦)
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