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チェルシーが2年連続のFA杯決勝進出!吉田フル出場のサウサンプトンに完封勝ち

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先制点を決めたオリビエ・ジルー

[4.22 FA杯準決勝 チェルシー2-0サウサンプトン]

 FA杯は22日、ウェンブリー・スタジアムで準決勝が行われた。チェルシーはDF吉田麻也の所属するサウサンプトンと対戦し、2-0で勝利。2年連続の決勝進出を決めた。先発出場した吉田は、イエローカード受けながらもフル出場した。

 6年ぶり8度目のFA杯制覇を目指すチェルシーは、19日のプレミアリーグ第31節バーンリー戦から4人を変更。GKウィリー・カバジェロとMFセスク・ファブレガス、MFエデン・アザール、MFウィリアンが先発起用された。リーグ戦では降格圏に沈むサウサンプトンは、19日の第35節レスター・シティ戦から2人変更。MFマリオ・レミナとFWチャーリー・オースティンをスタートから起用した。

 両者は今月8日にリーグ戦で対戦しており、チェルシーが0-2からわずか8分間で逆転し、3-2で勝利していた。この試合も、戦前の予想通りチェルシーが主導権を握る。前半5分、FWオリビエ・ジルーとのワンツーからアザールが挨拶代わりの強烈ミドルを打ち込むと、7分にはカウンターからウィリアンがクロスバー直撃の左足シュートを放ち、サウサンプトンゴールに迫った。

 押し込む時間が長いものの、なかなかスコアを動かすことができないチェルシー。前半39分には、セスクの浮き球パスからジルがジャンプしながらトラップし、左足ボレーを放つが、枠を外れる。前半はポゼッション率60%、シュートは9本を放ったが、1本も枠内に飛ばすことができなかった。

 それでも、試合を動かしたのはチェルシーだった。後半29秒、セスクが浮き球パスを前線に送り、PA手前でアザールがトラップ。足を滑らせながらもPA内のジルへつなぐと、ジルが粘ってDFマリオ・レミナ、吉田、DFセドリック・ソアレスと次々とかわし、体勢を崩しながらも右足で流し込んだ。

 1点ビハインドのサウサンプトンも徐々に相手の背後を狙う動きが多くなり、後半9分には右サイドからDFライアン・バートランドがグラウンダーのクロスを送り、オースティンがスルー。これに反応したFWシェーン・ロングがフリーだったが、トラップが大きくなりチャンスを逃した。

 サウサンプトンは後半18分に2枚替え。ロングとMFピエール・エミール・ヘイビエルグを下げ、MFドゥサン・タディッチとMFネイサン・レドモンドを入れ、攻撃のリズムを変える。27分には、ペナルティーアーク手前でMFオリオル・ロメウがボールを奪い、そのまま右足を振り抜く。強烈なシュートが枠を捉えたが、GKカバジェロの好セーブに阻まれ、同点とはならなかった。

 MFティエムエ・バカヨコ、FWペドロ・ロドリゲスを入れたチェルシーは、後半35分に最後の交代カードでFWアルバロ・モラタを投入。すると、直後の37分に追加点を挙げる。右サイドからDFセサル・アスピリクエタが上げたクロスをモラタが頭で合わせ、スペイン代表のホットラインからリードを広げた。

 試合はそのまま2-0でチェルシーが勝利。マンチェスター・ユナイテッドが待つ決勝へと駒を進めた。なお、決勝戦はウェンブリー・スタジアムで5月19日に行われる。

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