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花見気分のまったりサッカー(横浜FCvs.名古屋)

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[4・1 J1第4節 横浜FC1-2名古屋 三ツ沢]

田村修一の「視点」

 天気も良く、花見気分のまったりとしたサッカーだった。
 両チームともリアクションサッカーが主体で、特にホームの横浜FCがカウンターに徹していた。主導権を渡されたアウェーの名古屋もロングボールを主体とした単調な攻撃を繰り返すだけで、相手の守備を崩すことが出来ないでいた。それでも後半は横浜FCが先制点を取ったことで試合が動き、名古屋がサイドから崩し、2点を取って逆転に成功した。横浜FCは相手の2トップに対し、2枚のセンターバックで対応。DF小村徳男の衰えもあり、真中の1対1の対応にズレが生じ、そこを突かれてしまった。
 名古屋は4連勝だが、今日の試合を見る限りそこまでの強さがあるとは思えない。空中戦と戦術理解度に優れたFWヨンセンがMF藤田俊哉の援護を受けて、チームの好調を支えているといえる。
 連敗を喫した横浜FCは戦力的に見て、現在のカウンター主体のサッカーを続けるしかないだろう。しかし、エースFW久保竜彦がコンディション的に計算が出来ないため、トップでボールを落ち着かせることが出来ない。しばらくは苦戦が続くだろう。

<写真説明>決勝点を決めた名古屋FW山口慶

(取材・フットボールアナリスト田村修一)

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