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浦和指揮官が「特別」な鹿島戦へ…川崎F守護神に関して“異例の注文”も

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鹿島戦に臨む浦和オズワルド・オリヴェイラ監督

 浦和レッズは5日、第13節の鹿島アントラーズ戦を迎える。オズワルド・オリヴェイラ監督にとっては、Jリーグ3連覇を果たした古巣との再会戦。前日会見では「特別なクラブ」への想いを口にしつつ、前節川崎フロンターレ戦での“接触”について意見を述べた。

 浦和は4日、公式サイトを通じて、前日会見のやり取りを公開した。「たくさんの思い出がもちろんあります。鹿島で本当にいい時期を過ごしました。鹿島市(※鹿嶋市)の人々、クラブ、選手、スタッフ全員で本当にすばらしい5年間を過ごすことができたと思っています」。オリヴェイラ監督は就任3試合目で“特別な場所”に乗り込むことの感慨を口にした。

 だが、サッカー界において仕事場が変わるのはよくあること。「浦和が成功するために私はベストを尽くしたいと思っています。鹿島で作り上げた歴史、そしてお互いのリスペクトは残っていくと思いますが、相手が鹿島であっても何かが私のやることに変わりはありません」と、任されたチームの勝利に集中すると誓った。

 その後、選手との関係性や鹿島対策を口にした指揮官だったが、報道陣からの問いかけがないことを確認し、「私の方から最後に一言、お伝えいたします」と自ら切り出したという。話の矛先は川崎F戦でGKチョン・ソンリョンのチャージを受けて負傷したFWアンドリュー・ナバウトのことだった。

「右肩を脱臼し、それに伴う小さな骨の欠損もあります」と症状を説明し、「サッカーは格闘技ではありませんので、ボールを忘れて相手に向かっていくことはやってはいけないことだと思います」と主張。「W杯の中断期間まで彼を起用することはできなくなりましたので、私たちにとってそれは非常に痛い」と状況を述べた。

 そのうえで「浦和だけではなく、オーストラリア代表にも影響するかもしれません」と事の重大さを強調すると、「GKが退場だけで処分が十分だったのかどうか。これで1試合の出場停止だけだったらアンフェアだと思います。なぜなら、アンドリューが出場できない試合はそれより多いからです」とアピール。「アンドリューがプレーできるようになったら、フロンターレのGKも試合に出場できるという処分はいかがでしょうか」と異例の注文を行っている。

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