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チケット完売!! 注目の一戦は鹿島に軍配…オリヴェイラ監督率いる浦和撃破で今季初の2連勝

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鹿島アントラーズ浦和レッズを下した

[5.5 J1第13節 鹿島1-0浦和 カシマ]

 J1は5日に第13節を開催し、県立カシマサッカースタジアムでは鹿島アントラーズ浦和レッズが対戦。前半25分にFW金崎夢生のPKで鹿島が先制すると、そのまま逃げ切って1-0の完封勝利を収め、今季初の2連勝を飾った。

 ホームの鹿島は2日に行われた前節長崎戦(○2-1)から先発4人を入れ替え、FW土居聖真、MF永木亮太、MFレオ・シルバ、DF西大伍らがスターティングメンバーに名を連ねた。一方、前節川崎F戦(○2-0)でオズワルド・オリヴェイラ監督就任後、初白星を獲得した浦和は 同試合から先発1人を入れ替えてFW武藤雄樹らを先発起用した。[スタメン&布陣はコチラ]

 07年から11年まで鹿島を率い、07年からJ1リーグ3連覇へと導いたオリヴェイラ監督が浦和の新監督に就任して、かつてのホームスタジアムへと戻ってきた注目の一戦は、全席種完売となって迎えた。

 前半15分に鹿島がフィニッシュまで持ち込むが、金崎のパスを右サイドで受けたMF遠藤康のシュートはGK西川周作の守備範囲に飛んでしまう。一方の浦和は同19分、MF柏木陽介が蹴り出した右CKが直接ゴールを襲ったものの、GK曽ヶ端準に弾き出されてしまった。同21分には鹿島がゴール前でFKの好機を得ると、永木が直接狙ったシュートが枠を捉えたが、横っ飛びした西川に右手1本で阻まれてしまう。

 スコアが動かないまま試合が進むと、前半24分にPA内で永木がMF青木拓矢のファウルを誘って鹿島がPKを獲得。キッカーを務めた金崎がきっちり蹴り込み、ホームの鹿島が先制に成功した。1点のビハインドを背負った浦和は同28分、右サイドを駆け上がった武藤の折り返しにFW興梠慎三が飛び込むが、右足で合わせたシュートは西にブロックされてしまう。さらに同36分には敵陣PA内でDF昌子源からボールを強奪したMF橋岡大樹が至近距離からシュートを放つも、距離を詰めた曽ヶ端にストップされてしまった。

 前半アディショナムタイムに興梠の落としに反応した長澤のミドルシュートが曽ヶ端の正面を突くなど、1-0と鹿島がリードしたまま後半を迎えると、同2分に浦和が好機を創出。しかし、DFマウリシオのスルーパスに反応した武藤の右足シュートは曽ヶ端に右手1本で阻まれてしまう。さらに同7分、右サイドの橋岡が打ち込んだパスを柏木がダイレクトで流し、PA内に侵入した興梠が右足で狙うも、これも曽ヶ端にストップされてしまった。

 すると後半15分に浦和ベンチが動き、柏木に代えてMFマルティノスをピッチへと送り込む。鹿島ベンチも同17分に動き、土居に代えてFW鈴木優磨を投入。さらに浦和は同23分にMF宇賀神友弥に代えてFW李忠成を投入して、状況を打開しようと試みる。同31分には鹿島がゴールを脅かすが、PA外から金崎が放ったシュートは西川に弾き出されてしまった。

 浦和は後半32分、長澤に代えて最後のカードとしてMF阿部勇樹を投入。しかし同37分に興梠のパスからPA内の阿部が放ったシュートがゴール右に外れるなど、その後も同点ゴールは生まれず。逃げ切った鹿島が1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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