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ユーベがミラン撃破し史上初のコッパ4連覇達成!プラティニ以来の快挙も

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ユベントスがコッパ・イタリアを制した

[5.9 コッパ・イタリア決勝 ユベントス4-0ミラン]

 コッパ・イタリアの決勝が9日に行われ、ユベントスミランの対戦は、ユベントスが4-0で勝利。コッパ・イタリアでは最多となる13回目の頂点に立った。

 3連覇中の王者ユベントスは4-3-3の布陣を敷く。GKジャンルイジ・ブッフォンがゴールを守り、最終ラインにはDFクワドゥオ・アサモア、DFメフディ・ベナティア、DFアンドレア・バルザーリ、そして本来前線の選手であるMFフアン・クアドラードが右サイドバックに起用された。3センターの中盤にはMFミラレム・ピャニッチ、MFサミ・ケディラ、MFブレズ・マトゥイディを配置。前線にはFWパウロ・ディバラ、MFドウグラス・コスタ、トップにFWマリオ・マンジュキッチが起用されている。

 2002-03シーズン以来のコッパ・イタリア優勝を狙うミランも、4-3-3の布陣を採用。GKジャンルイジ・ドンナルンマがゴールを守り、最終ラインはDFリカルド・ロドリゲス、DFアレッシオ・ロマニョーリ、DFレオナルド・ボヌッチ、DFダビデ・カラブリアが配置された。中盤にはMFマヌエル・ロカテッリ、MFジャコモ・ボナベントゥーラ、MFフランク・ケシエが置かれ、2シャドーにMFハカン・チャルハノール、MFスソ、最前線にはFWパトリック・クトローネが配置された。

 カップ戦の決勝では対戦した5試合すべてが延長戦にもつれ込んでいる両者。ユベントスは右SBのクアドラードが積極的に前線に上がり、ディバラはトップ下の位置でマンジュキッチと好連係をみせる。一方、ミランはボナベントゥーラやチャルハノール、スソがゲームをつくり、20歳FWクトローネが果敢にチャンスを狙っていった。しかしスコアは動かず、0-0で前半を折り返した。

 均衡が崩れたのは後半11分。ユベントスはピャニッチの左CKをベナティアが頭で合わせ、ゴール右に流し込んで先制する。すると16分には、右サイドのクアドラードから折り返したパスをD・コスタがワンタッチで左足一閃。ドンナルンマはキャッチを試みるもボールは滑り、そのままゴール右に吸い込まれた。

 0-2とリードされたミランは後半17分にクトローネに代えてFWニコラ・カリニッチを投入。しかし勢いは変わらず、ユベントスは2分後の19分、左CKからマンジュキッチがヘディングシュートを放つ。緩やかな弾道だったものの、ドンナルンマはまたしても手元で滑らせ、こぼれたところをベナティアに押し込まれた。

 ベナティアは1982-83シーズンにミシェル・プラティニ氏が記録した以来のコッパ・イタリア決勝でのドッピエッタ(2得点)。ユベントスは3-0と点差を広げても勢いは止まらず、後半31分にはピャニッチの左CKがカリニッチのオウンゴールを誘発。4-0とさらにリードが広げた。

 試合は4-0で終わり、ユベントスが史上初の4連覇を達成。セリエAでも優勝が近づいている王者にとって、4年連続の国内2冠に向けて大きく弾みをつける戴冠となった。


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