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李が2戦連発の浦和、GL首位通過!! 広島は逆転突破ならず

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[5.16 ルヴァン杯GL第6節 浦和1-0広島 埼玉]

 ルヴァン杯は16日にグループリーグ第6節を開催し、埼玉スタジアムではC組の浦和レッズサンフレッチェ広島が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半31分にFW李忠成の得点で先制した浦和が逃げ切って1-0の完封勝利。グループリーグを首位で突破し、プレーオフステージへと駒を進めた。

 引き分け以上で自力でGL突破を決める浦和は、直近のJ1第14節鳥栖戦(△0-0)から先発6人を入れ替え、前節名古屋戦(○2-0)で今季初得点を記録した李、MFマルティノスらを先発起用。一方、勝利すれば逆転でのGL突破を決める広島はJ1第14節仙台戦(○3-1)からFW渡大生、MF稲垣祥、GK林卓人を除く先発8人を入れ替え、この一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からホームの浦和がボールを保持して試合を進めるが、広島守備をなかなか崩し切れずにフィニッシュまで持ち込めない。前半32分にはMF阿部勇樹が前線に送ったパスを李がワンタッチで落とし、反応したMF長澤和輝が右足で狙おうとするも、相手選手にブロックされてしまう。一方の広島も前半中盤からは敵陣深くまでボールを運ぶ場面を増やすが、浦和の粘り強い守備に遭って決定機を創出できず。同41分には中盤でボールを受けたMF森島司がドリブルで運んでミドルシュートを放つが、ボールはGK西川周作の守備範囲に飛んでしまった。

 0-0のまま後半を迎えると、広島は渡に代えてFWパトリックを投入。同9分には浦和がゴールに迫るが、右サイドからDF橋岡大樹が送ったクロスに飛び込んだMF武富孝介のヘディングシュートは枠を捉え切れず。同12分には浦和ベンチが動き、長澤に代えてFW武藤雄樹をピッチへと送り込む。同14分には広島がフィニッシュまで持ち込むも、MF川辺駿のスルーパスから抜け出したパトリックが放ったシュートはゴール左に外れてしまった。

 スコアが動かずに試合が進むと、後半17分に浦和は橋岡に代えてDF荻原拓也、同18分に広島はMFフェリペ・シウバに代えてMF柏好文を投入。すると同21分、阿部が放ったシュートがPA内の森島のハンドを誘って浦和がPKを獲得するが、キッカーを務めた李のシュートはGK林卓人にストップされてしまった。しかし同31分、高い位置でマルティノスが柏からボールを奪うと、こぼれ球を拾った李が左足の強烈なシュートを突き刺して浦和がついに先制に成功する。

 その後、浦和に追加点こそ生まれなかったものの、広島の反撃を許さずに逃げ切って1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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