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「ここで決めなきゃ男が廃る」…PK失敗の浦和FW李忠成が意地の決勝弾!!

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決勝点を奪った浦和レッズFW李忠成

[5.16 ルヴァン杯GL第6節 浦和1-0広島 埼玉]

 先制の好機を逸した。しかし、そこで下を向かなかった。そして、すぐさま気持ちを切り替えた浦和レッズFW李忠成は、チームを勝利へと導く決勝ゴールを奪った。

 スコアレスで試合が進む中、後半21分にMF阿部勇樹のシュートがPA内のMF森島司のハンドを誘ってPKを獲得。しかし、キッカーを託された李が右に蹴り出したシュートは、GK林卓人にキャッチされてしまう。大きなチャンスを逃したものの、「PKを外してしまったけど、その後に『俺が絶対に点を取るんだ』という気持ちでゴールに向かった」と、ただゴールだけを目指した。

 すると後半31分、待望の瞬間が訪れる。高い位置からプレッシャーを掛けたMFマルティノスがMF柏好文からボールを奪うと、こぼれたボールに李が反応。体を入れてマイボールにすると、左足の鋭いシュートをネットに突き刺して、値千金の決勝ゴールをマークした。

「PKを外してチームに迷惑を掛けてしまった。自分で勝手に逆境に陥ってしまったけど、ここで決めなきゃ男が廃ると思った」

 意地の一発を沈め、ルヴァン杯では2試合連続ゴール。「僕がスタメンで出た試合は結果を出したい気持ちがある。やはり、ゴールを決めてチームが勝利したときはうれしい」と白い歯を見せると、「リーグ戦でもチームの力になれるようにしたい」と良い流れをリーグ戦にも持ち込みたいと力を込めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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