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「僕がゲイだったらカミングアウトする」コケがサッカー界の“風潮”に一家言

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 アトレティコ・マドリーのMFコケは、UEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)の決勝前、ゲイであることをカミングアウトできないサッカー界の風潮についてコメントした。スペイン『アス』が伝えている。

 同僚のFWアントワーヌ・グリーズマンは昨年、サッカー選手はゲイであることを恐怖からカミングアウトしないと発言していた。コケもこれに同意し、「たぶん誰もカミングアウトしないよ。単純にゲイの選手がいないのか、あるいは何かを言われるのが怖くて、誰もカミングアウトする勇気がないからだ」と言及している。

「個人的には、同性愛の人に対してもっと敬意を払うべきだと思うし、社会で同様に認められるべきだと思う。たとえ誰かがゲイだったとしても、サッカーをするのにはまったく影響ない」

 サッカー界ではゲイであることを告白する風潮がない。カミングアウトすることで、何か厄介なことになるかもしれないが、コケは「正直にいえばよくわからない」とし、自身がゲイだった場合はカミングアウトしていたと持論を展開する。

「実際にそういう状況に置かれてみない限りはわからないね。そして僕はゲイじゃない。だからはっきり言うことはできない。だけど、人は自分の性質を受け入れなくちゃいけない。仮に僕がゲイだったら、そのことを告白していると思う」

 サッカー選手がカミングアウトしないのは、サッカーファンがそれを認めていないからかと問われると、こう答えた。

「それはわからない。いままで起きたことがないし、スペインで見かけたことがない。だから何も言えないんだ。スペインでカミングアウトしたらショッキングなこととして扱われるだろう。だって前例がないからね。だけど、もしそういうカミングアウトがいくつもあれば、それが普通のことになっていくはずだ」

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