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浦和からW杯へ…槙野は「頭を切り替えて」、遠藤はポリバレントで代表生き残りへ勝負

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浦和レッズからはDF槙野智章とDF遠藤航の2選手が日本代表に選ばれている

[5.19 J1第15節 G大阪0-0浦和 吹田S]

 浦和レッズからはDF槙野智章とDF遠藤航の2選手が、W杯登録を争うガーナ戦のメンバーに入っている。槙野は「これからは代表のことを意識して、頭を切り替えてやらないといけない」。遠藤は「メンバーが確実に決まっているわけではないので、入る思いを持って、練習からやるだけ」と決意を語った。

 19日のG大阪戦。中2日、もしくは中3日の間隔で続いた15連戦の最終戦。浦和にとってはその間に監督交代が行われるなど激動期となったが、7勝4分4敗という成績で乗り切った。スコアレスドローに終わったG大阪戦を「今の順位を考えると、勝ち点3を取りたかった」と悔しそうに振り返った槙野も、「守備の戦術がはっきりしているので、ゼロの試合が続いている」と、オズワルド・オリヴェイラ監督就任後の戦いに変化に手ごたえを語る。

 しかし槙野はこの後チームを離れ、ロシアW杯を戦う日本代表に合流する。「これからは代表のことを意識して、頭を切り替えてやらないといけない」とレギュラー格の選手としての心構えを語ると、「国民の皆さんの前で、W杯前の最後の一戦になると思いますので、しっかりいい形で、いい結果を出せればいいかなと思っています」と30日のガーナ戦(日産ス)に目線を移した。

 遠藤は「下からの突き上げじゃないですけど、A代表に入る選手は増やしていかないといけない」と責任感が増している様子。18日の日本代表メンバー発表会見で西野朗監督は複数ポジションをこなすことが出来る「ポリバレント」を選手たちに求めることを強調。守備的ポジションを広範囲でこなすことのできる遠藤は、重宝される選手の一人とみられるが、「今回、代表に入るチャンスがあるのはそういった部分だと思う」と本人も自覚する。

 さらに「そこを評価してもらえたのは嬉しいですけど、まだクオリティを上げていきたい」と更なる成長を自らに課すと、「W杯を経験すれば、今後のサッカー人生にいきると思う。スタメンを脅かすだけの選手になっていきたい」と言葉に力を込めていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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