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2018年はブンデス1部で出場ゼロ、FW浅野拓磨「ここで選ばれなかったら…」

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実戦から離れていた日本代表FW浅野拓磨

 最後にトップチームで出場したのは昨年12月。ブンデスリーガ1部シュツットガルトで長らく試合から遠ざかっていたFW浅野拓磨だが、キリンチャレンジ杯に臨む日本代表27人に生き残った。実戦感覚への不安は本人も自覚しているが、「ゴールという結果を残せる自信はある」と自らに言い聞かせるように述べた。

 アーセナルから期限付き移籍したシュツットガルトで2年目のシーズンを迎えた浅野だったが、満足の行く1年間を過ごすことはできなかった。序盤はスタメンとサブを行き来していたが、今年1月の指揮官交代以降はほとんどベンチにも入れず。「今年に入ってからはアピールできていなかった」と代表への影響も認識していた。

 だが、今月18日のメンバー発表で「浅野拓磨」の名前がリストに入った。「ドキドキしていました」と当時の心境を明かした浅野。「ここで選ばれなかったら、アピールする場がなかった。チャンスを与えられたので、この短期間で自分が持っているものを出すだけ」と、“背水の陣”で1週間のトレーニング、そして30日のガーナ戦に向かおうとしている。

 最後にピッチに立ったのは昨年12月19日のドイツ国内杯マインツ戦(●1-3)、フル出場は昨年11月4日のハンブルガーSV戦(●1-3)と半年前にまでさかのぼる。「試合(経験)を補えるものはなかなかない」と不安ものぞかせるが、「シュート練習とか、走り込みとか、みんなが試合をやってる時に自分の練習はしてきた」とやれることをやってきたという自負がある。

「試合をやっていないので何とも言えないですし、90分間走れるかどうかはやってみないと分からない。ただ、僕自身は試合に出してもらえたら、自分のプレーを出せる自信はあるし、ゴールという結果を残せる自信はある」。昨年8月31日、日本をロシアW杯に導くゴールを決めた時のように、自らの存在価値は“結果”で示すしかない。

(取材・文 竹内達也)

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