beacon

PSG監督就任のトゥヘル、欧州CL制覇について「時期尚早。目標が高すぎると…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

パリSGの新指揮官に就任したトーマス・トゥヘル

 パリSGの監督就任が発表されたトーマス・トゥヘル氏は、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)優勝について考えるのは「時期尚早」と『SFRスポーツ』に語った。

 元ドルトムント監督のトーマス・トゥヘル氏は20日、ウナイ・エメリ監督の後任として国内3冠を達成したPSGの新指揮官に就任することが発表された。

 PSGはFWネイマールやFWキリアン・ムバッペなどの大型補強も欧州CLでは2年連続ベスト16で敗退。ヨーロッパ制覇について聞かれた新監督は、「そのような考え方は危険」と明かした。

「もし目標が高すぎる場合、彼らを満足させることは永遠にできない。いくつのクラブが欧州CL優勝する力を持っていると思う? 恐らく12から14チームだ。それでも1つのクラブしかトロフィーを掲げることはできない。それを考えるにはまだ早すぎる、というのが私の本心だ。欧州CLについて話しているのではなく、すべてにおいてだ」

 さらに、44歳のドイツ人監督はクラブからCL制覇を厳命されたことはないと明かした。

「『この大会で必ず優勝しなければならない』と言われたことはない。我々はチームスピリッツやプレースタイルにおいて特別なものを作りたいと考えている。スタジアムにいる観客やテレビの前のサポーターが感じられるものだ。UEFAチャンピオンズリーグの準決勝についての話をしたくはない。時期尚早だ。もし我々が準備をできているのであれば春に聞いてくれ。我々にはまだまだ長い道のりが残されている」

 最後に、トゥヘル氏は勝つためにパリへやってきたことを主張した。

「優先順位を付けないでほしい。もし全員がチームをさらに進化させるプロジェクトに打ち込むことができれば、美しいことを成し遂げることができるだろう。そして確かなことは、私は勝つためにパリにいるということ、そして我々のゴールは最も高いものであるということだ。選手やチームにおいて私より野心的な人間はいないだろう。しかし、段階を踏んでいく必要がある」
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP