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脳震盪のGK中村航輔が合流…ガーナ戦は「復帰プログラム的には間に合う」

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日本代表に合流したGK中村航輔

 直前のリーグ戦で脳震盪を負った柏レイソルGK中村航輔は24日、無事に日本代表へ合流した。今後は経過観察を続けながら、徐々にトレーニングを重ねる予定。30日のキリンチャレンジ杯ガーナ戦には「(復帰の)プログラム的には間に合う」と述べた。

 中村は20日に行われたJ1第15節名古屋戦の後半アディショナルタイム4分、空中戦を競り合った際にFWジョー(名古屋)、DFパク・ジョンスと接触した。上半身から乗り上げるように倒れ、地面に頭から落下。その場で動くことができず、担架でピッチを後にした。

 その後、脳震盪および頸椎捻挫と診断。患部が危険な部位であるだけに、日本代表への合流も危ぶまれていたが、当初の合流日だった24日のトレーニングに予定どおり姿を現すと、試合後の取材に「こちらで脳震盪のプログラムをすることになった」と説明した。

 日本サッカー協会は2014年、脳震盪を起こした選手の復帰プログラムを規定。「完全な休息を取る」ステージ1から、軽い有酸素運動、接触のない運動などの段階がそれぞれ定められており、チームドクターの診断を受けながら、徐々にステージ6にあたる競技復帰に向かっていく形となっている。

 患部の状態は「起き上がった時から痛みはなかった」と振り返るが、今後は「そのつどドクターと話し、経過観察を行っていく」と述べるにとどまった。W杯という舞台は「誰もが憧れる場所」と中村。「そのなかの一人に入って良いものを出したい」という本大会に挑んでいくため、まずは焦らず復帰を目指す。

(取材・文 竹内達也)

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