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新布陣の見本はユベントス? 本田&長友の助言明かした宇佐美、3バックは「伸びしろがある」

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3バックに前向きな姿勢を示しているFW宇佐美貴史

 日本代表FW宇佐美貴史にとって、3バックのオプションは前向きなチャレンジとなっているようだ。合宿7日目のトレーニング後、「チームに浸透すれば、僕としてはやりやすいフォーメーション。楽しいサッカーができる」と口にした。

 西野朗監督は26日の練習から、フォーメーション練習で3-4-2-1システムを採用。宇佐美は主に2列目のポジションで起用されており、「あの位置で受けるのは個人的に好き」との言葉どおり、得意のシュートとコンビネーションプレーで持ち味を出している。

 国内で3バックと言えばペトロヴィッチ監督が指揮した広島、浦和が有名だが、イメージしているのはセリエAで7連覇中のユベントスだという。「『うまくやれば相手はやりづらい』と、圭佑くんとか佑都くんが言っていた」。MF本田圭佑、DF長友佑都ら、実際に対峙した中心選手がアドバイスを送っているようだ。

 この2日間、攻撃陣は前線3人での連携を中心にトレーニングした。FW原口元気とのデュッセルドルフコンビで2シャドーを形成する場面もあり、「生かし方、生かされ方はチームで一番分かっている」と自信も口に。その一方で「誰とでも合わせられるように、ストロングポイントを理解していく」と“相方”にはこだわらない姿勢を見せた。

 主力組とみられる11人でプレーする時間帯が多く、本田やMF香川真司とのポジション争いでは優位に立っているようだ。だが、「そこは何も考えていないし、どうなるのかは分からない。主力とも感じていない」と意識はせず。「W杯に行けるように練習でアピールしていくしかない」と指揮官の信頼をプレーで示していこうとしている。

 初めてのW杯まで残り3週間。まだフルコートでの試行をしていない新布陣の完成度は未知数だが、「最初からうまくいきすぎるほうが怖いので、最初はうまくいかないほうがいい」と冷静。「伸びしろがあるということ。これから良くしていくことだけを考えたい」と、28日からの非公開練習で練度を高めていく意気込みを示した。

(取材・文 竹内達也)

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